博士
今回は絶滅危惧種クイズを紹介するぞ!全問正解目指して頑張るのじゃ。
【絶滅危惧種クイズ】生物・環境学習におすすめ!生き物3択問題【前半10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!3つの選択肢の中から正解だと思うものを一つ選ぶのじゃ。
第1問
水族館の人気者ですが、現在は絶滅危惧種になっている生き物はなんでしょうか?
1.ラッコ
2.イルカ
3.シャチ
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1.ラッコ
ラッコは日本では北海道にのみ生息しています。
毛皮目当てに乱獲され、その数を減らしてしまいました。
かつては全国の水族館に計120頭以上のラッコがいましたが、現在は3頭しかおらずラッコに会える水族館は「鳥羽水族館(三重県)」と「マリンワールド海の中道(福岡県)」の2ヶ所のみとなってしまいました(2022年4月末時点)。
第2問
野生では絶滅したと言われていましたが、新潟県や石川県での繁殖を経て野生の個体数が少し増加した生き物はなんでしょうか?
1.ツバメ
2.カモメ
3.トキ
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3.トキ
トキはかつて野生では絶滅したとも言われていましたが、中国から譲渡されたペアを飼育するなどの繁殖活動が行われてきました。
同時に育ったトキを野生に返す訓練が行われたことで、徐々に野生の個体数を増やしてはいますが絶滅の危機があることには変わりありません。
トキも法律で保護されており、トキ本体は捕まえていなくても拾った羽を人にあげたり、売ったりしただけでも法律違反になります。
羽を拾った本人が自分で持っているだけならセーフです。注意しましょう。
第3問
マグロの1種「クロマグロ」は絶滅危惧種です。
その理由はなんでしょうか?
1.マグロの天敵が増えた
2.マグロを獲りすぎた
3.原因不明
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2.マグロを獲りすぎた
日本では世界で獲れるマグロの約2割を消費しており、その中でもクロマグロだけに絞って見た場合約8割が日本で消費されています。
クロマグロは「本マグロ」とも呼ばれ、寿司ネタとして非常に人気があります。
そのため若いクロマグロを獲りすぎているのが原因と考えられています。
クロマグロがすぐに絶滅するわけでも、全てのマグロが絶滅危惧種であるわけでもありませんが私たちの食文化に深く関わる生き物だからこそ改めて大切にしていきたいですね。
第4問
人魚のモデルとも言われている絶滅危惧種はなんでしょうか?
1.ジュゴン
2.クジラ
3.ダイオウイカ
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1.ジュゴン
ジュゴンはインド洋と太平洋西部沿岸に生息する哺乳類であり、人魚のモデルになったと言われています。
船との衝突や乱獲が原因でその数を減らしており、日本では沖縄県の海にも生息していますがその数はごくわずかなようです。
第5問
ヤンバルクイナは特定の地域にのみ生息する絶滅危惧種です。
どこにいるでしょうか?
1.北海道
2.沖縄県
3.香川県
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2.沖縄県
ヤンバルクイナは、沖縄県の山原(やんばる)地域のみに生息する固有種であり、そのことが名前の由来でもある鳥です。
天敵となるような動物が少ない土地であったことから、飛んで逃げる必要性がないため飛べない代わりに走り回ってエサを取るように進化しました。
しかし、人間が持ち込んだマングースなどが野生化しヤンバルクイナの天敵となり数を減らしてしまいました。
第6問
赤ちゃんを運んでくる鳥とされているコウノトリも絶滅危惧種です。
そんなコウノトリはどんな場所に巣を作ることが多いでしょうか?
1.海辺の崖の穴
2.木の上
3.民家の軒下
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2.木の上
コウノトリは、世界的に数を減らしている鳥です。
大きな木の上に巣を作る鳥であり、特に松の木の上はコウノトリが好んで巣を作る場所でもあります。
日本では明治時代以降に乱獲されたことや、第二次世界大戦中に松の木の根から油を取るために大量に伐採されたことで生息域を追われ、数を減らしてしまいました。
第7問
「生きた化石」とも呼ばれるカブトガニが絶滅危惧種になった理由はなんでしょうか?
1.乱獲
2.天敵の増加
3.環境破壊
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3.環境破壊
カブトガニは、約2億年前から変わらない姿で生息していることから「生きた化石」とも呼ばれています。
かつてカブトガニは漁の網を破る存在として嫌われ、殺処分されてしまったこともあるそうです。
また、カブトガニの生息場所である干潟が汚染されたり、埋め立てられるなどして生息場所を追われ数を減らしてしまいました。そんな中、岡山県笠岡市は人工飼育を行うなどカブトガニの保護に関する先進的な活動を行っています。
ちなみに…国によっては食べるところもあるようですが食べるところも少なくてあまり美味しくないと言われています。
少なくとも日本を含め多数の国では、食用としての乱獲は起こらないでしょう。
第8問
絶滅危惧種「イリオモテヤマネコ」は、現在何頭くらい生息しているでしょうか?
1.3頭
2.100頭
3.2500頭
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2.100頭
イリオモテヤマネコは、沖縄県西表島にのみ生息するヤマネコです。
開発に伴う生息地の減少や、交通事故によって死亡するなどして数を減らしてしまいました。
エサとなるカエルや甲殻類を取るために道路に出てきたところを轢かれてしまうことが多いようであり、道路にはヤマネコの飛び出しへの注意を促す看板が立っています。
また、「やまねこマラソン」というイベントが開催され参加費はやまねこの保全活動に使われています。
第9問
絶滅危惧種「エトピリカ」の名前の由来はアイヌ語です。
その意味はなんでしょうか?
1.くちばしが美しい
2.翼が大きい
3.飛び立つのが早い
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1.くちばしが美しい
エトピリカは、黒い羽と橙色の大きなくちばしが特徴です。
その姿からアイヌ語で「くちばし(etu)が美しい(pirka)」という意味の名がつきました。
現在の日本では、北海道の根室市のユルリ島とモユルリ島のみで繁殖しています。
漁の網に絡まって命を落としたり、ドブネズミが生息地に入り込んだことで捕食されてしまったことなどが数を減らしてしまった原因と考えられています。
第10問
二ホンウナギは絶滅危惧種に指定されており、養殖も難しい魚です。
その理由はなんでしょうか?
1.ウナギの稚魚はストレスに弱いから
2.野生のウナギの稚魚が少なくなっているから
3.養殖ではなぜか大きくならないから
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2.野生のウナギの稚魚が少なくなっているから
ウナギの養殖は、野生のウナギの稚魚を捕まえてきてそれを育てることで行っていました。
つまり、野生の稚魚を捕まえて必ず私たちの口に入るように育てていたに過ぎません。
野生の稚魚を獲り過ぎれば数は減り、絶滅の危機を迎えるのは当然と言えるでしょう。
そんな人間のせいで数を減らしてしまった二ホンウナギですが、2019年(令和元年)に近畿大学水産研究所が人工ふ化と飼育に成功しました。
この技術が実用的なものになれば、野生のニホンウナギ乱獲の歯止めとなりニホンウナギを救うことにも繋がるでしょう。
【絶滅危惧種クイズ】生物・環境学習におすすめ!生き物3択問題【後半10問】
博士
前半10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は次の10問も挑戦してみるのじゃ!
第11問
日本では既に絶滅してしまった動物はどれでしょうか?
1.クマ
2.オオカミ
3.ライオン
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2.オオカミ
日本には、昔はニホンオオカミが生息していました。
しかし、狂犬病などの病気を運ぶ原因になること、家畜を襲うことなどがあるなどで駆除されたほか、毛皮目当ての乱獲などもあり絶滅してしまいました。
クマは現在も日本に生息しています。
ライオンは、元から日本に生息していません。
第12問
絶滅したと思われていましたが、2010年(平成22年)に発見された魚はなんでしょうか?
1.クニマス
2.ヤマメ
3.ブラックバス
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1.クニマス
クニマスは、かつて秋田県の田沢湖にのみ生息した固有種であり一度は絶滅したと思われていました。
しかし、2010年(平成22年)に京都大学研究チームの調査により、山梨県の西湖で生きている姿が発見されました。
第13問
絶滅危惧種のカエルの1種、トノサマガエルは大きいものではどのくらいのサイズになるでしょうか?
1.3cm
2.10cm
3.23cm
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2.10cm
トノサマガエルは主に西日本に生息しており、水辺やその周りの草地に住んでいます。
日本を代表するカエルであり、全長は5cm~10cmほどの「トノサマ」の名に恥じない大きなカエルです。
水路がコンクリートで覆われて移動ができなくなったり、快適な住家であった田んぼの減少などが原因で数を減らしてしまいました。
第14問
次のうち、絶滅危惧種の水生昆虫「ゲンゴロウ」が食べないものはなんでしょうか?
1.生き物の死体
2.弱った小魚
3.水草
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3.水草
ゲンゴロウの成虫は腐肉食者で、動物の死体や弱った魚・動きの鈍い昆虫などを食べています。
幼虫の頃は肉食性で、ヤゴなど他の水生昆虫を食べます。
幼虫・成虫ともに水草は食べません。
昔は水生昆虫の代表格でしたが、今ではその姿を見た事すらない人も増えています。
その原因は人間による環境破壊や、ブラックバスなどの外来種の侵入です。
ゲンゴロウは種によっては既に絶滅してしまったものもおり、このままではゲンゴロウの姿が完全に消えてしまう可能性すらあります。
第15問
絶滅危惧種の昆虫「オオルリシジミ」とはどんな虫でしょうか?
1.蝶
2.蜂
3.蝉
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1.蝶
オオルリシジミは蝶の1種であり、長野県・九州のごく一部に生息しています。
綺麗な瑠璃色の羽を持つ蝶です。
オオルリシジミの幼虫はクララというマメ科の在来種の植物のみを食べて育ちますが、そのクララの数が減ったことでオオルリシジミも数を減らしてしまいました。
第16問
絶滅危惧種の昆虫「オオクワガタ」が集まる木はどれでしょうか?
1.桜
2.オリーブ
3.クヌギ
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3.クヌギ
オオクワガタは樹液が出る木の中でもクヌギやナラの木を好んでおり、特に太くて穴の多いクヌギの老木に集まりやすい傾向にあります。
森林伐採や開発などで数が減っていますが、採取自体はまだ禁止されていません。
第17問
絶滅危惧種の両生類「オオサンショウウオ」が活動する時間帯はいつでしょうか?
1.朝
2.昼
3.夜
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3.夜
オオサンショウウオは大きなものでは1mを超える世界最大級の両生類です。
夜行性なので日中は河岸の横穴などに潜んでいます。
数を減らした原因の1つに外来種チュウゴクオオサンショウウオがあります。
外来種との雑種が生まれる遺伝子汚染により、純粋なオオサンショウウオは数を減らしてしまっています。
第18問
絶滅危惧種「シマフクロウ」が唯一生息する都道府県はどこでしょうか?
1.岐阜県
2.北海道
3.京都府
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2.北海道
シマフクロウは、北海道にのみ生息する絶滅危惧種です。
森林の伐採や餌となる魚の減少により、戦後から数を減らしてしまいました。
第19問
絶滅危惧種の魚「ムツゴロウ」はどんな場所に住んでいるでしょうか?
1.干潟
2.田んぼ
3.川の上流
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1.干潟
ムツゴロウは、有明海(諫早湾北岸の金崎町~宇土半島戸口町)と八代海(不知火町二本松~球磨川河口)の海岸や干潟に生息しています。
水質変化や乱獲などが原因で数を減らしてしまいました。
第20問
日本にはどれくらいの数の絶滅危惧種がいるでしょうか?
1.約50種類
2.約800種類
3.約3800種類
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3.約3800種類
国際自然保護連合(IUCN)が作成した絶滅のおそれのある野生生物のリスト「レッドリスト」というものがあります。
レッドリストでは一部を除いた海洋生物の調査が不十分であったことから、後に「海洋生物レッドリスト」が作成されました。
環境省のホームページによると…レッドリストには3716種、海洋生物レッドリストには56種が掲載されており、日本には3772種の絶滅危惧種がいると言えます。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
このサイトではいろんな脳トレクイズを紹介しているから、ぜひ他のクイズにも挑戦してみるのじゃ!