博士
今回は和菓子にまつわる雑学クイズを出題するぞ!全問正解目指して頑張るのじゃ!
【和菓子クイズ】高齢者に最適!楽しく学べる雑学&豆知識問題【前編10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!3つの選択肢の中から正解だと思うものを一つ選ぶのじゃ!
第1問
「最中(もなか)」の名前の由来はなんでしょうか?
1.中秋の名月
2.流れ星
3.皆既日食
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1.中秋の名月
江戸時代、吉原の菓子屋が満月を象った「最中の月(もなかのつき)」という煎餅のような菓子を作りました。
「最中の月」とは、中秋の名月のことを指しています。
この「最中の月」は、後に中に餡子が入った現在の最中(もなか)の元になっています。
第2問
おはぎ・ぼたもちの米を半分ほど潰して作る方法をなんと呼ぶでしょうか?
1.はんたたき
2.はんつぶし
3.はんごろし
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3.はんごろし
米を半分ほど潰して作る方法を「はんごろし」、全て潰して作る方法を「みなごろし」と言います。
なんだか物騒な呼び名に聞こえますね…。そのため、東北の昔話には老夫婦の家に泊めてもらった若者が「半殺しか手打ちか」という料理の話を危害を加えられるものと勘違いしてしまうというものがあるほどです。
ちなみに…老夫婦が言った「手打ち」は「蕎麦」を指していましたが、若者は「斬殺」と勘違いしています。
第3問
きんつばの「つば」は、何を指しているでしょうか?
1.唾(唾液)
2.刀の鍔
3.ツバメ
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2.刀の鍔
きんつばは、漢字では「金鍔」と表記します。
江戸時代の京都または大阪で誕生したと言われています。現在は厚い四角形のお菓子ですが、誕生当時は表面が白っぽい円型だったことから刀の鍔が連想され、「銀鍔」と呼ばれていたそうです。
後に「金の方が縁起が良い」として、名前も形も現在のように変化していきました。
ちなみに…現在も刀の鍔のような形の金鍔を製造している地域もあります。
第4問
三色団子を考案したのは誰でしょうか?
1.織田信長
2.豊臣秀吉
3.徳川家康
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2.豊臣秀吉
三色団子は、豊臣秀吉が催した大規模な花見の席で振る舞われたのが起源であると言われています。
ピンク、白、緑の順に3つの団子が串に刺さっています。
色が表すものには諸説あり…
- ピンクは「花」、白は「残雪」、緑は「新芽」
- ピンクは「春」、白は「冬」、緑は「夏」(「飽きない」から秋がない)
といったものがあります。
第5問
「ずんだ」の材料はなんでしょうか?
1.枝豆
2.抹茶
3.ほうれん草
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1.枝豆
ずんだは、枝豆または空豆をすりつぶして作る緑色のペーストのことです。
これを餅に乗せたものである「ずんだ餅」は、宮城県を中心として南東北地方の郷土菓子として有名です。
第6問
たい焼きは、昔は別の生き物を象った菓子でした。
何の形だったでしょうか?
1.兎
2.鶴
3.亀
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3.亀
たい焼きの元となったのは、明治時代に作られた亀の形の菓子でした。
しかし、売れ行きはイマイチだったようです。
そこで当時から高級魚であり、庶民はなかなか口にできなかった「おめでたい魚」である鯛の形を模したところ、人気が出て現在に至ります。
第7問
一時期大きなブームとなった「白いたい焼き」はなぜ白いのでしょうか?
1.着色料を加えているから
2.生クリームを塗ってあるから
3.タピオカ粉を使っているから
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3.タピオカ粉を使っているから
タピオカ粉は、近年も何度目かになるブームとなったタピオカの材料です。
キャッサバという芋の一種の根茎からできています。
小麦粉の代わりにタピオカ粉を使うことで、白くてモチモチした食感のたい焼きが完成します。
そのブームは現在は落ち着いていますが、近年では冷たいコンビニスイーツとして手軽に買うこともできます。
第8問
「煎餅」と「あられ」の違いはなんでしょうか?
1.米の種類
2.大きさ
3.味付けの塩分濃度
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1.米の種類
煎餅は、私たちが普段食べている「うるち米」からできています。
有名な「コシヒカリ」や「あきたこまち」などは、うるち米の品種名です。
あられは、もち米を材料としています。
第9問
「あられ」と「おかき」の違いはなんでしょうか?
1.米の種類
2.大きさ
3.材料となる米が国産か輸入品か
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2.大きさ
「あられ」と「おかき」は、どちらももち米が材料です。
そのため、ほぼ同じものではありますが大きさで名称が変わります。
「あられ」は冬に降る「霰(あられ)」くらいの大きさ…ということで小型のものを指します。
一定以上の大きさになると、「おかき」と呼ばれるようになります。
第10問
埼玉県草加市の名産品「草加煎餅」が全国的に知られるきっかけとなった人物は誰でしょうか?
1.徳川慶喜
2.大正天皇
3.芥川龍之介
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2.大正天皇
江戸時代、草加は日光街道の草加宿の宿場町として栄えており、多数の往来がありました。
大正時代には、「大正天皇も召し上がった」ということで有名になり、全国的に知られるようになりました。
【和菓子クイズ】高齢者に最適!楽しく学べる雑学&豆知識問題【中編10問】
博士
前編10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は、次の10問にも挑戦してみるのじゃ!
第11問
饅頭は中国から伝わったものであり、最初は餡子ではない別のものが入った食べ物でした。
なにが入っていたでしょうか?
1.肉
2.海藻
3.クルミ
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1.肉
饅頭の元となった食べ物を考案したのは、三国志で知られる諸葛孔明だと言われています。
孔明は、氾濫した川を鎮めるために羊と豚の肉を入れて蒸した「蛮頭(まんとう)」というものを作ったとされています。これは現在の日本でも食べられている「肉まん」に近いものだと考えられます。
これが室町時代に、林浄因(りんじょういん)という中国の僧によって日本に伝えられました。
しかし、僧は肉食が許されていないため代わりに餡子を入れることを考案したとされています。これが和菓子としての饅頭の始まりです。
また、室町時代末期には酒饅頭が誕生したとも言われています。
第12問
江戸時代に大福の元となった菓子が誕生しましたが、現在とは違う名前で流通していました。
なんと呼ばれていたでしょうか?
1.雀餅(すずめもち)
2.鶉餅(うずらもち)
3.燕餅(つばめもち)
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2.鶉餅(うずらもち)
江戸時代に誕生した大福の元となった菓子は、丸くてふっくらした形がウズラの腹を連想させるとして「鶉餅(うずらもち)」と呼ばれていました。
現在の一般的な大福より大型であったとも言われており、大きくて腹持ちが良いことから、「腹太餅(はらぶともち)」とも呼ばれていました。
しかし、中身は小豆に塩を入れただけのものだったと言われています。
後に砂糖を加えて小さくした「大腹餅(だいふくもち)」が考案され、「大福餅」と表記が改められ現在に至ります。
第13問
いちご大福が誕生したのはいつ頃でしょうか?
1.室町時代
2.江戸時代
3.昭和時代
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3.昭和時代
いちご大福は、昭和末期に誕生しました。
しかし、比較的近年に誕生した菓子であるにも関わらず元祖を主張する店が複数あり、その発祥がはっきりしていない菓子でもあります。
第14問
岐阜県には、お節料理のメニューと同じ名前の和菓子があります。
正しいものはどれでしょうか?
1.栗きんとん
2.田作り
3.紅白なます
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1.栗きんとん
栗きんとんは、炊いた栗に砂糖を加えて茶巾で絞って形を整えた和菓子です。
おせち料理の「栗きんとん」とは完全に別物であり、中津川市・恵那市を中心として作られています。
多くの店舗では、国産の栗の収穫時期である9月1日から翌年1月頃に製造・販売されています。
第15問
生地に角切りのサツマイモを加えて蒸した和菓子の名前はなんでしょうか?
1.鬼まんじゅう
2.天狗まんじゅう
3.河童まんじゅう
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1.鬼まんじゅう
鬼まんじゅうは、小麦粉と砂糖を混ぜ合わせた生地に、角切りのサツマイモを加えて蒸した和菓子です。
主に愛知県を中心とした東海地方で多く食べられています。
戦後の食糧難の時代に、比較的手に入りやすかったサツマイモを使って作ったことで広まったとされています。
角切りのサツマイモがゴツゴツして見えるため、鬼の角や金棒を連想させることからその名がついたと言われています。
第16問
あられの1種「柿の種」発祥の地はどこでしょうか?
1.東京都
2.新潟県
3.沖縄県
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2.新潟県
柿の種は、大正時代の新潟県で誕生したと言われています。
ある日、米菓の製造会社であられを作る小判形の金型を誤って踏んでしまうというアクシデントが発生しました。
踏んだことで歪んでしまった金型で試しにあられを作ってみたところ、「柿の種に似た形になった」ということで、「柿の種」という名で広まり現在に至ります。
第17問
餅菓子の一種「すあま」の名前の由来はなんでしょうか?
1.うす甘い味
2.甘酢で味をつけた
3.石川県小松市須天町で誕生した
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1.うす甘い味
すあまは、東京都の木場で誕生したとされています。
上新粉と砂糖で作ったシンプルなものであり、表面は紅・中が白というおめでたい色の和菓子でもあります。
「薄甘い味」が転じて「すあま」という名前になったという説が有力であると言われています。
ただし、主に東日本で食べられているため西日本の知名度はやや低いようです。
第18問
練り切りの主な材料はなんでしょうか?
1.小麦粉
2.米粉
3.白あん
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3.白あん
練り切りは、白あんをベースとして砂糖・つなぎを加えて練って作った生菓子です。
上物と並物があり、上物はつなぎとして白小豆や白インゲン・ヤマトイモなどが使われます。
並物のつなぎは、求肥(白玉粉または餅粉に砂糖や水飴を加えて練りあげたもの)で済ませることが多いようです。
四季折々の植物などを象った見た目でも楽しめる和菓子であり、茶道の主菓子などにも供されています。
第19問
水まんじゅうの主な材料はなんでしょうか?
1.タピオカ粉
2.片栗粉
3.葛粉
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3.葛粉
水まんじゅうは、葛粉に水に強いわらび粉を混ぜて炊き上げた生地を固めて作ります。
良質な地下水に恵まれ、古くから「水の都」と称されていた岐阜県大垣市の名産品としても有名です。
第20問
どら焼きの「どら」とはなんのことでしょうか?
1.僧侶の名前
2.楽器の名前
3.甘いものを指す古語
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2.楽器の名前
どら焼きは、その形が打楽器の「銅鑼(どら)」に似ていることがその名の由来と言われています。
江戸時代には既に食べられていましたが、江戸時代のどら焼きは現在のように2枚の生地で餡子を挟んだ菓子ではありませんでした。
当時のどら焼きは皮を一枚だけ使い、端の部分を折りたたんでいたため四角形だったと言われています。
【和菓子クイズ】高齢者に最適!楽しく学べる雑学&豆知識問題【後編10問】
博士
中編10問はどうじゃったかのう?「まだまだ物足りない!」という人は、次の10問にも挑戦してみるのじゃ!
第21問
和菓子の材料の1つ「求肥(ぎゅうひ)」は、いつ頃日本に伝わって来たでしょうか?
1.平安時代
2.江戸時代
3.昭和時代
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1.平安時代
求肥は、平安時代に日本に伝わって来たと言われています。
当時は玄米を使っていたため色が黒っぽく、牛の皮に似ていたことから「牛皮」と呼ばれていました。
しかし、当時は牛や豚などの肉を食べることが禁じられていたため、「求肥(ぎゅうひ)」という字に変更されたそうです。
第22問
和菓子は大きく3つに分類されます。
「生菓子」「半生菓子」ともう1種類はなんでしょうか?
1.干菓子
2.焼菓子
3.蒸菓子
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1.干菓子
和菓子は大きく分けると「生菓子」「半生菓子」「干菓子」の3つに分類されます。
生菓子は「饅頭や羊羹」、半生菓子は「最中や桃山」、干菓子は「落雁やおこし」が当てはまります。
第23問
和菓子の種類は水分量によって分類が決まります。
生菓子の水分量の基準はどれでしょうか?
1.10%以上
2.30%以上
3.50%以上
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2.30%以上
生菓子は「水分量30%以上」、半生菓子は「水分量10~30%」、干菓子は「水分量10%以下」という基準になっています。
含まれる水分量が多いほど日持ちしにくく、水分量が少ないほど日持ちしやすくなっています。
第24問
「掛け物菓子」というものに分類される和菓子はどれでしょうか?
1.饅頭(まんじゅう)
2.金平糖(こんぺいとう)
3.落雁(らくがん)
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2.金平糖(こんぺいとう)
「掛け物」とは、砂糖液や蜜を掛けて作られる干菓子の1種です。
金平糖やひなあられ・砂糖漬けなどが当てはまります。
第25問
江戸時代に「隣知らず」と呼ばれていた和菓子があります。
それはなんでしょうか?
1.水羊羹
2.おはぎ
3.三色団子
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2.おはぎ
昔、おはぎは萩の花が咲く時期に作られていたことから「萩の餅」と呼ばれていました。
「餅」と名がつくにも関わらず、臼も杵も使わないことから隣人に気づかれずに出来上がることから江戸時代には「隣知らず」と呼ばれていたそうです。
第26問
「和菓子は〇〇の芸術」という言葉があります。
空欄に当てはまる言葉はなんでしょうか?
1.五感
2.四季
3.日本
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1.五感
「和菓子は五感の芸術」という言葉は、全国和菓子協会第二代会長の黒川光朝さんが提唱した言葉です。
五感(視覚・味覚・臭覚・聴覚・触覚)で楽しむことができるのは和菓子ならではと言えます。
第27問
「和菓子の日」はいつでしょうか?
1.2月21日
2.4月3日
3.6月16日
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3.6月16日
和菓子の日は、6月16日です。
西暦848年6月16日に仁明天皇が御神託に基づいて、16の数にちなんだ菓子・餅などを神前に供えて疫病を除け健康招福を祈誓。このとき元号を「嘉祥(かしょう)」と改元しました。
これが和菓子の日の由来と言われています。
第28問
白あんの材料になっているものはなんでしょうか?
1.白いんげん
2.ホワイトアスパラガス
3.白菜
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1.白いんげん
白あんは、白いんげん豆を煮て柔らかくなったものの皮を取り除いて、水と砂糖を加えて 加熱しながら煉り上げたものです。
第29問
ボーロは、元々はポルトガルから伝わったお菓子です。
「ボーロ」の意味はなんでしょうか?
1.柔らかい
2.保存が効く
3.菓子
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3.菓子
ボーロは日本で昔から親しまれていますが、元々は16世紀にポルトガルから日本に伝わって来たものです。
本来「ボーロ」とはポルトガル語で「菓子」を意味する言葉でしたが、時の流れと共に私たちが知るあのお菓子の名前に変化していきました。
第30問
「粒あん」と「こしあん」、カロリーが高いのはどちらでしょうか?
1.こしあん
2.粒あん
3.どちらも同じ
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2.粒あん
100gあたりのカロリーを比較すると【粒あん:244kcal】【こしあん:155kcal】となっています。
こしあんは粒あんと違い皮が取り除かれており、それだけでもカロリーに差が生じていると言えます。
こしあんの方がカロリーが低いとは言え、あんこは砂糖が大量に使われているという点に変わりはないため注意が必要です。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
このサイトではいろんな脳トレクイズを紹介しているから、ぜひ他のクイズにも挑戦してみるのじゃ!