博士
今回は秋の七草にまつわる雑学クイズを紹介するぞ!全問正解目指して頑張るのじゃ。
【秋の七草クイズ】おもしろい3択雑学!秋に解きたい豆知識問題【前半10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!3つの選択肢の中から正解だと思うものを一つ選ぶのじゃ。
第1問
次のうち秋の七草ではないものはどれでしょうか?
1.ススキ
2.キキョウ
3.モミジ
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3.モミジ
モミジは秋の七草ではありません。秋の七草は下記の7つです。
【萩・ススキ・葛・撫子・オミナエシ・フジバカマ・桔梗】
第2問
秋の七草の取り扱いとして正しいものはどれでしょうか?
1.お粥に入れて食べる
2.天ぷらにして食べる
3.食べずに鑑賞する
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3.食べずに鑑賞する
春の七草は、七草粥を作って食べ無病息災を願います。
しかし、秋の七草は食べるものではありません。鑑賞することで季節を感じ、楽しむためのものです。
第3問
秋の七草は、山上憶良が詠んだ和歌が由来となっています。
その和歌が収められているものはどれでしょうか?
1.万葉集
2.古今和歌集
3.新古今和歌
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1.万葉集
秋の七草は、万葉集に収められている山上憶良の和歌2首が由来となっています。
その和歌は下記のとおりです。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
2首目に登場する「朝貌の花」が何を指すかには諸説ありましたが、現在の秋の七草の1つである桔梗を指しているという説が有力です。
尾花(おばな)は、ススキのことです。動物の尾に似ているのがその由来とされています。
第4問
秋の七草を科名で分類した場合、次の3つのうち仲間外れはどれでしょうか?
1.葛
2.撫子
3.萩
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2.撫子
葛・萩はマメ科、撫子はナデシコ科に分類されます。
ちなみに…、オミナエシはオミナエシ科、ススキはイネ科、桔梗はキキョウ科、フジバカマはキク科に分類されます。
第5問
秋の七草の中で、秋のお彼岸と縁が深いものはどれでしょうか?
1.萩
2.撫子
3.オミナエシ
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1.萩
お彼岸に用意するお菓子と言えば、「ぼたもち」と「おはぎ」があります。
実はこの2つは全く同じものであり、その季節の花の名を取って菓子の呼び名を変えているだけです。
秋は萩の花が咲く時期であるため、秋のお彼岸では「おはぎ」を用意します。つまり、萩は秋のお彼岸と縁が深い花であると言っても過言ではありません。
春は牡丹の花が咲く時期であるため、春のお彼岸では「ぼたもち」を用意します。
第6問
葛は、葛粉の材料でもあります。
どの部分を使って葛粉を作っているでしょうか?
1.葉
2.根
3.茎
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2.根
葛粉は、葛の根から取れるデンプンを精製することで作られます。
葛粉は高価であるため、比較的安価なものはジャガイモやサツマイモのデンプンが混ぜられています。
混じり気のない葛粉100%のものは「本葛(ほんくず)」と呼ばれます。
第7問
秋の七草のうち、日本家屋の屋根の材料として使われていたものはどれでしょうか?
1.ススキ
2.フジバカマ
3.オミナエシ
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1.ススキ
茅(かや)を材料にして家屋の屋根を葺くこと、またその屋根を茅葺(かやぶき)と言います。
茅とは、ススキやチガヤなどのイネ科の植物の総称です。
現存する茅葺屋根の家屋としては、白川郷(岐阜県)の合掌造りなどが有名です。
第8問
桔梗は漢方薬としても用いられますが、その効果はなんでしょうか?
1.かゆみ止め
2.咳止め
3.消炎
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2.咳止め
漢方薬としての桔梗には、咳止め・去痰・喉の痛みに効果があるとされています。
ちなみに…かゆみに効果があるのはフジバカマ、消炎に効果があるのはオミナエシだと言われています。
第9問
「幽霊の正体見たり~」ということわざに登場する秋の七草はなんでしょうか?
1.萩
2.桔梗
3.ススキ
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3.ススキ
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざがあります。
第3問で解説したとおり、「尾花」はススキのこと。つまり、「枯れ尾花」とは枯れたススキを指しています。
「幽霊だと思って怖がっていたものをよく見ると、風にゆれる枯れたススキだった」ということから、「怖いと思っていると何でもないものまで恐ろしく見える」ことの例えです。
第10問
フジバカマは、あるものの形が「袴」に似ていることからその名がついたとされています。
何の形が袴に似ているでしょうか?
1.種
2.花びら
3.葉
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2.花びら
花の色が藤色であり、花びらの形が袴のようであることから、「藤袴(フジバカマ)」と呼ばれるようになったと言われています。
【秋の七草クイズ】おもしろい3択雑学!秋に解きたい豆知識問題【後半10問】
博士
前半10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は次の10問も挑戦してみるのじゃ!
第11問
「女郎花(オミナエシ)」の名の由来はなんでしょうか?
1.女性が好む香水の材料としてよく使われていた
2.美女を圧倒する美しさ
3.女性のように小柄な花
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2.美女を圧倒する美しさ
「女郎」は、「遊女」を指す言葉です。
オミナエシの「エシ」は、「圧倒する」という意味の「圧し(へし)」だと言われています。
そのことから、「美女を圧倒する」という意味で「女郎花(オミナエシ)」になったと言われています。
第12問
女郎花は、黄色い花を咲かせます。
女郎花の名の由来には、その花の色が女性が主に食べていたあるものに似ているからという説もあります。それはなんでしょうか?
1.菜の花のお浸し
2.バナナ
3.粟飯
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3.粟飯
昔、もち米で炊くご飯は男性が食べるものであったことから「白飯」のことを「男飯」と呼んでいました。
女性は黄色い粟飯を食べていたため、粟飯は「女飯」と呼ばれていました。
女郎花の花は、「女飯」に似た黄色であったことから「女飯」が変化して、「オミナエシ」になったという説があります。
第13問
フジバカマはとある和菓子のような香りがします。それはなんでしょうか?
1.桜餅
2.おはぎ
3.煎餅
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1.桜餅
フジバカマには、クマリンという成分が含まれています。桜餅の独特の香りはこのクマリンによるものであるため、フジバカマからも同じような香りが発生します。
また、漢方としては利尿や月経不順を整える作用があるとされています。
第14問
秋の七草の中には、明智光秀の家紋にも用いられた花があります。それはどれでしょうか?
1.桔梗
2.女郎花
3.萩
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1.桔梗
美濃の山県氏、土岐氏一族は「桔梗紋」を使っていました。
桔梗紋は、桔梗の花の形から生まれた家紋です。明智光秀も土岐氏一族であるため、桔梗紋を用いていました。
第15問
万葉集には約4500首の和歌が収められています。
その中でも最も多くの和歌の題材となったのは秋の七草です。それはどれでしょうか?
1.ススキ
2.葛
3.萩
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3.萩
万葉集で最も多くの和歌の題材になったのは、萩です。
142首の歌に萩が登場しており、2番目に多いのが梅の119首であることからも萩の歌の多さがよく分かります。
ちなみに…万葉集には約160種の植物が登場しています。
第16問
撫子にはいくつの品種があるでしょうか?
1.約5種類
2.約60種類
3.約300種類
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3.約300種類
撫子は、北半球の温帯域を中心に約300種が存在しています。
その中でも「ヒメハマナデシコ」と「シナノナデシコ」の2種類は日本固有(日本にのみ自生している)撫子です。
第17問
葛の名前の由来は、かつて葛粉の産地だった地名だと言われています。
現在のどこに当たるでしょうか?
1.奈良県
2.鹿児島県
3.青森県
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1.奈良県
かつて大和国(現:奈良県)吉野川上流の国栖(くず)という場所は、葛粉の産地でした。
国栖の人が売り歩いていた植物であったことから、「クズ」という名が定着したとされています。
第18問
お月見の際に飾る秋の七草と言えばなんでしょうか?
1.撫子
2.ススキ
3.フジバカマ
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2.ススキ
お月見の際には、ススキを飾ります。
ススキは茎の中が空洞になっており、そこに神様が宿る依り代だとされてきました。
また、ススキはイネ科の植物でありその鋭い切り口に魔除けの効果があるとも考えられていました。
それにより、災いから農作物を守り翌年の豊作を願う意味も込められています。
第19問
英語では「balloon flower(バルーンフラワー)」と呼ばれる秋の七草はなんでしょうか?
1.桔梗
2.葛
3.萩
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1.桔梗
桔梗は、蕾が膨らんだ姿が「風船(バルーン)」を連想させます。
そのことから、英語では「バルーンフラワー」と呼ばれています。
第20問
東京都豊島区の郷土玩具には、秋の七草を利用した人形があります。
材料となったものはどれでしょうか?
1.ススキ
2.女郎花
3.葛
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1.ススキ
東京都豊島区の郷土玩具「すすきみみずく」は、その名のとおりススキの穂を束ねて作られたみみずくの人形です。
「すすきみみずく」誕生に関しては、下記のような昔話があります。
貧しくて母親の病気の薬を買えない娘の夢に鬼子母神が現れ、「ススキでみみずくの人形を作って売り、それを薬代にするように」と告げました。お告げのとおりにすると、無事に薬を買うことができました。
現在、「すすきみみずく」は、雑司が谷鬼子母神の参詣みやげとしても販売されています。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
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