博士
今回は郷土料理クイズを紹介するぞ!何だかお腹が空いてきそうな問題じゃな。全問正解目指して頑張るのじゃ!
【郷土料理クイズ】日本全国!簡単&面白い三択問題【前半10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!選択肢の中から正しいと思うものを選ぶのじゃ。
第1問
和歌山県の郷土料理「めはりずし」はおにぎりを浅漬けで包んでいます。何の浅漬けで包んであるでしょうか?
1.高菜の葉の浅漬け
2.大根の葉の浅漬け
3.白菜の浅漬け
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.高菜の葉の浅漬け
めはりずしは、おにぎりを高菜の葉の浅漬けで包んだものです。「すし」と名がついていますが、酢飯は使っていません。元々は農作業のお弁当として親しまれていたものです。1つで1食分になるようにと、ソフトボールくらいの大きさであったため、崩れないように包んだのが始まりと言われています。
「目を見張るほど大きな口を開けて食べる」、または「目を見張るほどおいしい」ということからこの名が付いたという説があります。
現代ではお土産や駅弁などでも親しまれているため、食べやすいサイズで作られているものが多くあります。
第2問
富山県の郷土料理「黒作り」はイカの塩辛にあるものを混ぜてあります。それは何でしょうか?
1.ひじき
2.シイタケの粉末
3.イカ墨
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.イカ墨
黒作りは、イカの塩辛にイカ墨を混ぜて作られています。
元々は船員が塩辛にイカ墨を入れて保存食として食べていたのが始まりと言われています。イカ墨の旨味も加わっているため、通常の塩辛ともまた違った味わいが楽しめます。
江戸時代には、加賀藩主が徳川将軍家に献上したとの記録も残っています。
第3問
広島の郷土料理に「ワニ料理」というものがあります。しかし、ワニとは言っても爬虫類のワニではなく、ある海の魚のことを指しています。どの魚でしょうか?
1.マグロ
2.アナゴ
3.サメ
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.サメ
広島の郷土料理の「ワニ料理」は、サメを使った料理のことです。
サメは「アンモニア臭い」と言われる通り、尿素を多く持っているため他の魚よりも腐りにくく、山間部である備北地方では重宝されていました。
サメの肉は2週間ほど経過しても刺身で食べることができ、現代のように冷蔵庫がない時代には山間部でも生で食べられる貴重な食材でした。
最もポピュラーなのは刺身ですが、近年ではハンバーガーにも使われることもあります。
第4問
青森県の郷土料理「貝焼き味噌」はあるものを鍋の代わりに使って調理します。それは何でしょうか?
1.土鍋の蓋
2.貝殻
3.缶詰の空き缶
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.貝殻
貝焼き味噌は、直径15~20㎝ほどのホタテの貝殻を鍋代わりにして調理します。
だし汁で味噌を溶かし、そこにホタテや長ネギ、溶き卵などを入れて煮た料理です。
ホタテの貝殻は使い込む程旨味が出ると言われ、飲食店では大量のホタテの貝殻を用意していたり、各家庭でも貝焼き味噌を作るためのホタテの貝殻を持っているのも珍しくありません。
第5問
茨城県の郷土料理「そぼろ納豆」、は納豆とある物を合わせて醤油などに漬け込んでいます。それは何でしょうか?
1.切り干し大根
2.酢昆布
3.干しシイタケ
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.切り干し大根
そぼろ納豆は、納豆に切り干し大根を合わせて醤油などに漬け込んだものです。
各家庭で作るだけではなく、茨城県では既製品もお店で売られています。
そのままご飯に載せるだけではなく、お茶漬けにしたり、おつまみにしたりすることもあります。納豆と切り干し大根の両方の食感を味わえます。
第6問
岐阜県の郷土料理に、ある意外なものを使ったステーキがあります。それは何でしょうか?
1.鮎
2.漬物
3.蜂の子
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.漬物
岐阜県には、「漬物ステーキ」という郷土料理があります。
炒めた漬物に醤油や味噌を加えて味を調え、溶き卵を加えた料理です。
飛騨地方では昔から漬物を焼いて食べる習慣があり、県内でも雪が多い飛騨地方では漬物は冬に食べられる貴重な野菜でした。
寒さで凍ってしまった漬物を解かすために囲炉裏で朴葉に載せて焼いたのが始まりです。古くなってしまった漬物を有効活用する手段でもありました。
飛騨地方では居酒屋の定番メニューでもあります。
第7問
北海道の郷土料理「ちゃんちゃん焼き」は魚を使った料理ですが、主に使われる魚は何でしょうか?
1.サバ
2.フグ
3.サケ
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.サケ
ちゃんちゃん焼きは、主にサケを使った料理です。
マスなど他の魚を使う場合もありますが、サケを使った物が定番であり有名です。
内臓を取り除いたサケなどの魚と野菜をホットプレートで蒸し焼きにして、味噌で味付けをします。バターを加えても美味しくいただけます。
名前の由来には諸説あり、「ちゃっちゃとく作れるから」、「ちゃん(お父ちゃん)が作るから」などといったものがあります。
第8問
東京都の郷土料理に「柳川鍋」というものがあります。ある魚を使っていますが、その魚とは何でしょうか?
1.ナマズ
2.ドジョウ
3.ウナギ
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.ドジョウ
柳川鍋は、ドジョウを使った料理です。
土鍋に骨や内臓を取り除いたドジョウと笹がきゴボウを入れて割り下で煮込み、卵とじにしたものです。
ドジョウは泥臭さを持っていますが、ゴボウがそれを消してくれます。
江戸時代にはドジョウもゴボウも精の付く食材とされていました。そのため、柳川鍋は夏に食べるスタミナ料理といった位置づけでした。ウナギよりも安価であったため、ドジョウは庶民の味方でもありました。
第9問
徳島県の郷土料理に「〇〇まわし」という田楽があります。空欄には一見、人の体の一部のような言葉が入ります。それは何でしょうか?
1.でこ
2.はら
3.へそ
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.でこ
徳島県の郷土料理の田楽の名前は、「でこまわし」です。
じゃがいもや豆腐、こんにゃく、そば団子などを竹串に刺して、味噌だれをつけて囲炉裏でぐるぐる回しながら焼いた田楽です。
「でこまわし」の「でこ」は額(おでこ)のことではなく、田楽を回しながら焼く様子が伝統芸能である人形浄瑠璃の「木偶(でこ)人形」の頭を回しているように見えたことから来ていると言われています。
第10問
沖縄の郷土料理に「中身汁」というものがあります。何がメインの汁物でしょうか?
1.ゴーヤ
2.豚の内臓
3.パイナップル
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.豚の内臓
中身汁は、豚の内臓がメインの汁物です。
中身とは「豚の内臓」を表しています。つまり、モツがメインの料理です。
カツオ出汁を使い、中身(モツ)や豚肉、こんにゃくなどを加えてすまし汁に仕立てます。モツの歯ごたえや食感を楽しむことができ、お正月に食べる料理としても親しまれています。
また、「沖縄そば」に中身汁の具材を載せた「中身そば」というメニューもあります。
【郷土料理クイズ】日本全国!簡単&面白い三択問題【後半10問】
博士
前半10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は次の10問も挑戦してみるのじゃ!
第11問
愛媛県の郷土料理「じゃこ天」の材料は何でしょうか?
1.小魚
2.鶏肉
3.山菜
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.小魚
じゃこ天の材料は、小魚です。
頭と内臓を取り除き、骨や皮ごとすり潰した物の形を整えて揚げたものです。天ぷらのような名前ですが、いわゆる揚げかまぼこに分類されます。
名前の由来は小魚を意味する「雑魚(ざこ)」が変化して「じゃこ」になったと言われています。
おでんやうどん、更にはカレーの具材にすることもあります。
第12問
静岡県の郷土料理に「なんか揚げ」というものがあります。何が使われているでしょうか?
1.合いびき肉
2.米粉
3.魚のすり身
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.魚のすり身
なんか揚げとは、魚のすり身にあり合わせの野菜をみじん切りにした物を加えて形を整えた魚肉ハンバーグのような料理です。
「家になんか(なにか)あるもの」ということが名前の由来と言われています。
揚げずに焼いた「なんか焼き」という物もあります。
第13問
岩手県の郷土料理「ほろほろ漬け」は、とある味が強い漬物です。それはどんな味でしょうか?
1.すっぱい
2.甘い
3.辛い
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.辛い
ほろほろ漬けは辛い漬物です。人参や大根、きゅうりなどをもろみや麹に漬け込んでいます。
腕っぷしの強い弁慶でも「ホロホロと涙をこぼすほど辛い」ということからこの名が付きました。ご飯に載せるだけではなく、お茶漬けやチャーハンにも合います。
第14問
大阪の郷土料理に「半助豆腐」という鍋料理があります。「半助」とは何でしょうか?
1.串カツ
2.うどん
3.ウナギの頭
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.ウナギの頭
半助豆腐の「半助」とは、ウナギの頭です。
厳密に言えば、ウナギのかば焼きを作った時に切り落としたウナギの頭のことです。
関東ではウナギの頭を切り落とした状態でかば焼きにしますが、関西では頭が付いたまま焼いてから切り落とします。
その「半助」と豆腐、ネギなどを加えて煮込んだ料理であり、「半助」からは良い出汁が出ます。
なぜウナギの頭を「半助」と呼ぶかと言うと、昔1円を「円助」と呼んでおり、ウナギの頭ひと山の売値がその半分の50銭だったことから来ていると言う説があります。
第15問
岡山県の郷土料理に「カキオコ」というものがあります。どんな料理でしょうか?
1.かき揚げ丼
2.かき氷
3.お好み焼き
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.お好み焼き
カキオコとは、カキ(貝)が入ったお好み焼きです。
1960年代に岡山県日生地区でカキ養殖が盛んになりました。小ぶりだったり、傷物だったり、売り物にはできないカキを、漁師がお好み焼き屋さんに持ち込んでお好み焼きに入れたのが始まりと言われています。
カキと言えば焼いている最中に縮んでしまうイメージもありますが、それは輸送の過程で余計な水分を吸っており、加熱によってその水分が抜けることが原因です。
新鮮なカキは余計な水分も吸っておらず、加熱してもすぐには縮みません。
第16問
山口県の郷土料理に「バリそば」というものがあります。名前の由来は何でしょうか?
1.バリ島から輸入した材料を使っているから
2.揚げ麺なのでバリバリしているから
3.「ばり」という地名で生まれた料理だから
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.揚げ麺なのでバリバリしているから
「バリそば」の名前の由来は、揚げ麺なのでバリバリしているからです。
太めの揚げた中華麺の上に、キャベツやタケノコなどのたくさんの野菜や、鶏肉やイカなど載せ、ゆるめにとろみを付けた鶏ガラベースのスープをかけた麺料理です。
その特徴として量が多めの傾向があり、お店による若干の差はありますが1人前で2人前相当の量が出るのも珍しくないのだとか。
名前の由来は「揚げ麺なのでバリバリしている・バリバリ食べる」という説の他にも
「凄い」を意味する方言である「バリ」から来ているという説もあります。
第17問
愛知県の郷土料理「じょじょ切り」はお汁粉のような料理ですが、餅が入っていません。何が入っているでしょうか?
1.麺
2.手羽先
3.豆腐
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.麺
じょじょ切りに入っているのは、麺です。
渥美半島の農家が農作業の合間の疲れをとるためのおやつとして作ったのが始まりであるため、甘い味付けになっています。
うどん状の麺を小豆と砂糖入りの汁で煮たお汁粉のようなものであり、「伊良湖汁粉」とも呼ばれます。
麺の形が「じょじょ(ドジョウのこと)」に似ていることから、このような名前になったと言われています。
第18問
千葉県の郷土料理に「なめろう」というものがあります。これを焼いた料理はどれでしょうか?
1.さんが焼き
2.山賊焼き
3.たる焼き
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.さんが焼き
なめろうを焼いた料理の名前は、さんが焼きです。
なめろうとは、アジやサンマなどの魚を捌いた物に味噌や日本酒と、ネギやシソ、ショウガなどを載せて、そのまままな板の上で、包丁を使って粘り気が出るまで細かく叩いた料理です。
名前の由来は「叩いたことによる粘り気の食感から来ている」という説、「料理を盛っていた皿にこびりついた物を舐め取る程美味しい」という説などがあります。
そんな「なめろう」に火を通したのが「さんが焼き」です。冷蔵庫の無い時代、生もので日持ちしない「なめろう」を山間部に住む人も食べられるようにしたのが名前の由来とされています。
第19問
福島県、山形県、秋田県の郷土料理に「三五八漬け(さごはちづけ)」という漬物があります。
この数字は何を意味しているでしょうか?
1.358日漬け込む
2.358種類の食材を漬け込む
3.漬床として3つの物を3:5:8の割合で使う
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.漬床として3つの物を3:5:8の割合で使う
三五八漬けとは、漬床として3つの物を3:5:8の割合で使った漬物です。
塩、米麹、米をそれぞれ3:5:8で使っています。三五八漬けの元として手軽に漬けることができる商品も売られています。糠漬けのようにかき混ぜる必要は無く、6時間~1日程度で完成します。
また、応用として肉や魚を数時間漬け込んでから焼くことで軟らかくなったり、臭みが取れたりする効果もあります。
第20問
熊本県の郷土料理に「一文字グルグル」というものがあります。
ある野菜をグルグルと巻いたものですが、どんな野菜でしょうか?
1.ネギ
2.白菜
3.もやし
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.ネギ
一文字グルグルとは、ネギをグルグル巻いた料理です。
一文字はネギを指しており、かつて財政難だった熊本藩が1782年に倹約令を出したのがきっかけで生まれたという説があります。
作り方はとても簡単です。サッと茹でたネギを氷水にくぐらせ、葉の部分を根元にグルグルと巻き付けていきます。調理の工程がそのまま料理の名前になっていますね。
それに酢味噌などをつけて食べます。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
このサイトではいろんな脳トレクイズを紹介しているから、ぜひ他のクイズにも挑戦してみるのじゃ!