博士
今回はことわざの意味当てクイズを紹介するぞ!選択肢の中から正しいと思う方を選ぶのじゃ!
【高齢者向け】ことわざ意味当てクイズ!簡単&面白い二択問題【前半10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!
中には気づかないうちに間違った使い方で覚えている諺もあるかもしれないぞ。
全問正解目指して頑張るのじゃ!
第1問
石の上にも三年
1.我慢強く辛抱すれば必ず成功するということ
2.仕事は、三年間は続けた方が良いということ
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1.我慢強く辛抱すれば必ず成功するということ
「石の上にも三年」は、「我慢強く辛抱すれば必ず成功するということ」です。
「冷たい石の上でも座っているうちに暖まってくる」ということから、「忍耐強さが大切」というような意味合いの言葉となりました。
「三年」とは「三年間」といった具体的な期間を表しているわけではなく、「長い年月」の例えです。
そのため「今の仕事が嫌でも3年間我慢しなさい」といった意味で使うのは間違いです。
インドの修行者が3年間座禅を組んで修業したことから生まれた言葉という説もありますが、はっきりしたことは分かっていません。
第2問
石橋を叩いて渡る
1.ちょっとしたことで大騒ぎするということ
2.慎重に慎重を重ねるということ
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2.慎重に慎重を重ねるということ
「石橋を叩いて渡る」は、「慎重に慎重を重ねるということ」です。
昔の橋は殆どが木で作られていました。後に石橋が登場すると木よりも丈夫であるため多くの人が「そう簡単には壊れない」と思っていました。
しかし、中には「木の橋のように壊れるのでは」と慎重になる人もいたことから生まれた言葉です。
そのことから「慎重な人」というプラスの意味だけではなく、「臆病者」といったマイナスの面も持つ言葉でもあります。
第3問
果報は寝て待て
1.運が良い人は寝ているだけでも幸運が舞い込むということ
2.やるべきことをやったなら、慌てず待つしかないということ
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2.やるべきことをやったなら、慌てず待つしかないということ
「果報は寝て待て」は、「やるべきことをやったなら、慌てず待つしかないということ」です。
この言葉は仏教の教えである「因果応報」から来ています。因果応報は、「良い行いをしたら良いことが返ってくる。悪い行いをしたら悪いことが返ってくる」という意味です。
そのことから「結果の良し悪しは今更どうこうすることはできないので、待つしかない」とうような意味あいになりました。
結果が必ずしも良い物とは限らないのですが現代では「果報は寝て待て」は良い意味を表す言葉、「因果応報」は悪い意味を表す言葉というようなイメージを持つ人も多くいるようです。
第4問
犬猿の仲
1.非常に仲が悪いこと
2.実力が拮抗しているライバルということ
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1.非常に仲が悪いこと
「犬猿の仲」は、「非常に仲が悪いこと」です。
なぜ犬と猿の仲が悪いのかと言うと、十二支の話が由来になっています。
元々、犬と猿は仲良しで一緒に神様のところへ出発しました。ところが途中で競い合うようになり、2匹とも川に落ちてしまったことをきっかけに大喧嘩に発展しました。
このことから犬と猿は不仲になり、仲が悪い様子を表す言葉として「犬猿の仲」が誕生しました。ちなみに、現実の犬と猿は必ずしも仲が悪いわけではないようです。
第5問
三人寄れば文殊の知恵
1.凡人は何人集まっても凡人ということ
2.凡人でも3人集まれば素晴らしい知恵が出るということ
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2.凡人でも3人集まれば素晴らしい知恵が出るということ
「三人寄れば文殊の知恵」は、「凡人でも3人集まれば素晴らしい知恵が出るということ」です。
「文殊」とは知恵に優れた菩薩のことです。
文殊は本来、「智慧(ちえ)」という「真理を知り、迷いを無くす力」を司る存在でしたが、後に一般的な「知恵」を司る存在としても信仰されるようになっていく中で生まれた言葉です。
しかし、なぜ「三人」なのかは、はっきりとはわかっていません。ただ単に「大勢」を表す言葉であるとも考えられています。
第6問
良薬は口に苦し
1.良い忠告は聞くのが辛いが、自分のためになるということ
2.苦痛も耐え続ければ、感覚がマヒして平気になるということ
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1.良い忠告は聞くのが辛いが、自分のためになるということ
「良薬は口に苦し」は、「良い忠告は聞くのが辛いが、自分のためになるということ」です。
「よく効く薬は苦くて飲みづらい」ということから転じて、「為になる忠告ほど、聞くのは辛い」という意味合いの言葉となりました。
中国の思想家の孔子の言葉に「良薬は苦いが飲めば病気を治してくれる。忠言は聞きづらいが、自分のためになる」といった意味のものがあり、それが由来となったと言われています。
第7問
糠に釘
1.何の手ごたえも無いこと
2.慎重に行動すること
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1.何の手ごたえも無いこと
「糠に釘」は、「何の手ごたえも無いこと」です。
糠は食物繊維やビタミンが豊富であることから、糠漬けに活用されていることは有名ですね。そして糠は触ったことがある方はよく分かるかと思いますが、とても柔らかいものです。
そんな柔らかい糠には釘をいくら打ち込んだところで刺さりませんし、簡単に抜けてしまいます。そのことから、「何の効果も無い・手ごたえがない」という意味の言葉になりました。
第8問
過ぎたるは猶及ばざるが如し
1.やりすぎは足りないのと同じくらい良くないということ
2.終わったことは気にしたって仕方がないということ
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1.やりすぎは足りないのと同じくらい良くないということ
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」は、「やりすぎは足りないのと同じくらい良くないということ」です。
つまり、「行き過ぎることなく丁度いいところで自制することができると良い」という意味合いになります。
身近な例を挙げると、高齢者の介護はできない部分は手助けするべきですが、本人にできることまで全部やってしまっては、それは完全に「行き過ぎ」と言えます。
行き過ぎは良くないとは言っていますが、行き過ぎないように手を抜いてやってもいい…というわけではありません。
やるべきことには全力で取み、一定のラインを越えてやりすぎないという加減が大切と言えますね。
第9問
急がば回れ
1.何事でも早く終わらせられるにこしたことはないということ
2.急ぐなら危険な近道よりも、安全な遠回りの方が良いということ
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2.急ぐなら危険な近道よりも、安全な遠回りの方が良いということ
「急がば回れ」は、「急ぐなら危険な近道よりも、安全な遠回りの方が良いということ」です。
このことわざは琵琶湖が語源となっています。昔、滋賀から京都に行くには「琵琶湖を船で渡る」か「琵琶湖を徒歩で迂回していくか」のどちらかしかありませんでした。
船の方が近道なのですが、山から吹き下ろす強風で船が転覆する危険があり、強風で船を出す事すらできない日もありました。陸路だと遠回りではありますが、そのようなリスクは無いため、それが転じてこのようなことわざが生まれました。
第10問
犬も歩けば棒に当たる
1.出歩けば思わぬ幸運に出会うこともあるということ
2.どんなに優れた人でも時には失敗することもあるということ
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1.出歩けば思わぬ幸運に出会うこともあるということ
「犬も歩けば棒に当たる」は、「出歩けば思わぬ幸運に出会うこともあるということ」です。
それと同時に「出しゃばると災難にあう」と言う正反対と言える2つの意味を持つことわざでもあります。
元々は「災難にあう」という意味合いで使われていました。「棒に当たる」とは「ぶつかる」のではなく「棒で叩かれる」という意味です。
江戸時代の犬は放し飼い状態であり、野良犬も多くいたことから犬を追い払うために棒で叩くという手段に出る人も多くいたことが由来です。
「幸運がある」という意味合いは後に作られた言葉であり、「当たる」は「当選する」という言葉を連想できるためプラスの意味で使われることが多くなったと言われています。
【高齢者向け】ことわざ意味当てクイズ!簡単&面白い二択問題【後半10問】
博士
前半10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は次の10問も挑戦してみるのじゃ!
第11問
河童の川流れ
1.運が悪く酷い目ばかりにあうということ
2.どんなに上手な人でも失敗することがあるということ
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2.どんなに上手な人でも失敗することがあるということ
「河童の川流れ」は、「どんなに上手な人でも失敗することがあるということ」です。
河童とは水辺に住む妖怪として語り継がれる空想上の生き物でお馴染みです。川に住んでいる以上は泳ぎも得意であると考えられ、泳ぎで失敗することはまず無いだろうと想像できます。泳ぎの上手い人のことを河童に例えることもある程です。
そのようなから、上手な人がたまに失敗することを例えて言う言葉として広まりました。
同じ意味のことわざに「猿も木から落ちる」、「弘法も筆の誤り」があります。
第12問
頭隠して尻隠さず
1.未熟者の仕事は粗が目立つということ
2.悪事の一部を隠しただけで全部を隠した気になっている様子のこと
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2.悪事の一部を隠しただけで全部を隠した気になっている様子のこと
「頭隠して尻隠さず」は、「悪事の一部を隠しただけで全部を隠した気になっている様子のこと」です。
このことわざは、雉が語源となっています。雉は綺麗な鳥ですが、その分野生の中では目立つ存在でもあります。危険を感じた記事は草むらの中に身を隠そうとしますが、頭は隠れていても長い尻尾がはみ出してしまいます。
その様子から生まれたことわざであると言われています。
第13問
うだつが上がらない
1.いつまで経っても出世できないこと
2.誰一人発言しようとせず静まり返っている場のこと
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1.いつまで経っても出世できないこと
「うだつが上がらない」は、「いつまで経っても出世できないこと」です。
出世したり地位が上がったりせず、金銭的にも恵まれない状態を指します。
「うだつ」とは江戸時代に隣の家との境目に作られた防火壁のことです。火が簡単に燃え移らないようにするためのものでしたが、屋根よりも高く作る「うだつ」は費用がかかるため、庶民は手が出せず、「うだつ」が上がっている家は裕福な家でした。
そのため、庶民は「うだつ」を上げることができなかったことから生まれ言葉と言えます。
第14問
目は口程に物を言う
1.おしゃべりな人は目を合わせると話が止まらなくなるということ
2.何も言わなくても、目つきから感情が伝わるということ
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2.何も言わなくても、目つきから感情が伝わるということ
「目は口程に物を言う」は、「何も言わなくても、目つきから感情が伝わるということ」です。
「表情に出やすい」という表現が使われることがあるかと思いますが正にその通りで、目は感情が現れやすい部位であるのは事実です。「目が笑っていない」という表現もあるように、例えマスクをしていて口元は見えなくても目で表情が何となく分かるのは実感している方も多いのではないでしょうか。
「口ではうまく取り繕ったつもりでも、目には出てしまい本音が分かる」というどちらかと言えばマイナスの面の印象がある言葉でもあります。
また、「言葉に出さなくても伝わる」という以心伝心のような、プラスの意味の言葉として使われることもあります。
第15問
絵に描いた餅
1.実際には何の役にも立たないこと
2.芸術の才能がある人のこと
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1.実際には何の役にも立たないこと
「絵に描いた餅」は、「実際には何の役にも立たないこと」です。
餅はいくら上手に絵に描いたところで食べることはできません。そのことから、何の役にも立たない物を表す言葉として使われるようになりました。
また、「実現する見込みがない」といった意味でも使われます。
似たような意味の言葉に「机の上で組み立てただけの実現不可能な計画」という意味の「机上の空論」があります。
第16問
取り付く島もない
1.道に迷って途方に暮れること
2.頼れるところがないこと
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2.頼れるところがないこと
「取り付く島もない」は、「頼れるところがないこと」です。
相手に助けを求めても冷たく突き放されてしまった状態などを指します。
その由来は、航海に出た船が嵐にあい、上陸できる島を探したが一向に見つからない様子から来ています。このことから、「頼れるところ」の例えとして「島」を使って生まれた言葉です。
また、「取り付く暇もない」という人も居ますが、そのような言葉は無く単なる言い間違い・聞き間違いとして広まってしまったものと考えられます。
第17問
仏の顔も三度まで
1.どんなに短気な人でも多少のことは許してくれるということ
2.どんなに温厚な人でも無礼を繰り返せば怒るということ
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2.どんなに温厚な人でも無礼を繰り返せば怒るということ
「仏の顔も三度まで」は、「どんなに温厚な人でも無礼を繰り返せば怒るということ」です。
温厚な人のことを「仏」に例えています。元々は、「仏の顔も三度撫ずれば腹立つ」という言葉が省略されたものです。「三度撫でれば怒る」という意味なので、3回目で怒られていることが分かります。
つまり「無礼も3回は許されて4回目からは怒られる」という解釈は間違いであると言えます。
第18問
骨折り損のくたびれ儲け
1.疲れただけで利益がないということ
2.大怪我をしたがとても儲かったということ
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1.疲れただけで利益がないということ
「骨折り損のくたびれ儲け」は、「疲れただけで利益がないということ」です。
力を尽くすことを「骨を折る」と言います。ここでも同じ意味であり「骨折(こっせつ)」を表しているわけではありません。
その語源は江戸時代のこんにゃく屋さんだという説があります。こんにゃくが売れなくて悩んだ店主は大きなこんにゃくを作りました。これが人気で大忙しになったのですが、いざ売り上げを計算してみると、なんと原価で売ってしまっていたことが分かり全く利益がなかったと言います。まさに、力を尽くしても疲れただけでなんの利益もない状態ですね。
第19問
帯に短し襷に長し
1.中途半端で役に立たないこと
2.優れた素材は何に使っても優れた品になるということ
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1.中途半端で役に立たないこと
「帯に短し襷に長し」は、「途半端で役に立たないこと」です。
目の前にある布が、「帯として使うには丈が足らなくて結ぶことができず、襷として使うには長すぎて使いにくい」といった状態から、中途半端で役に立たないものを表す言葉が生まれました。
帯の長さはだいたい約3.5m~約4mで、襷の長さは約2mです。帯と襷の長さには約1.5m~2m程の差があるため確かに中途半端な長さの布は扱いに困ると言えるでしょう。そして両方の長さから推測してみると、このことわざに登場する布は約3mのものであったと考えられますね。
第20問
青菜に塩
1.優れた者が優れた道具を手にし、誰も太刀打ちできないこと
2.元気をなくし、しょげているということ
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2.元気をなくし、しょげているということ
「青菜に塩」は、「元気をなくし、しょげているということ」です。
「青菜」とは、ほうれん草などの緑の葉の野菜のことを指しています。青菜に塩を振りかけると、水分が無くなっていき萎えてしまいます。
そのことから、元気がない様子を指す時に塩を振られた青菜に例えるようになりました。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
このサイトではいろんな脳トレクイズを紹介しているから、ぜひ他のクイズにも挑戦してみるのじゃ!