博士
今回は茶道クイズを紹介するぞ!全問正解目指して頑張るのじゃ。
【茶道クイズ】日本の伝統文化を学ぼう!簡単おもしろ三択問題【前半10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!選択肢の中から正しいものを一つ選ぶのじゃ。
第1問
現在の茶道人口は何人くらいでしょうか?
1.10万人
2.200万人
3.3000万人
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2.200万人
最盛期の茶道人口は500万人ほどだったと言われています。
しかし、現在は先生や教室参加者の高齢化などが原因で茶道教室の数も減少し、茶道人口は200万人ほどまで減少してしまいました。
第2問
茶道する人の男女の割合はどうなっているでしょうか?
1.男性40%:女性60%
2.男性20%:女性80%
3.男性5%:女性95%
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2.男性20%:女性80%
2016年(平成28年)の統計によると、茶道人口の約8割は女性となっています。
明治時代に、女学校が「女性の礼儀作法」として茶道を取り入れたことで女性の茶道人口が増加し現在に繋がったと言われています。
それ以前は、寧ろ男性が行うのが一般的でした。
第3問
茶道で抹茶をいただく前に茶碗をまわす理由はなんでしょうか?
1.魔よけの意味を込めている
2.お茶を冷まそうとしている
3.謙遜の心を表している
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3.謙遜の心を表している
亭主(茶道の主催者)は、お客様から見て茶碗が一番美しく見えるように正面へ向けて抹茶を出します。
これはお客様に対する「敬意」の意味を込めると同時に、見た目の美しさも楽しんでほしいという思いを込めての行為です。
そして、客側は茶碗を2回まわす(流派によって異なる場合があります)ことで亭主側に正面が向くようにして「謙遜」を表しています。
第4問
日本にお茶を飲む文化が広まったのはいつ頃でしょうか?
1.鎌倉時代
2.江戸時代
3.昭和時代
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1.鎌倉時代
鎌倉時代、栄西という僧が宋(現在の中国)からお茶を日本に持ち帰りました。
これが日本のお茶の文化の始まりだと言われています。
そして室町時代になると、僧侶の村田珠光(むらた じゅこう)が禅の精神を取り入れ、質素な茶室や茶道具を使用する「侘茶(わびちゃ)」という文化を作りました。
第5問
茶碗の中で抹茶をたてるために使う道具の名前はなんでしょうか?
1.茶筅(ちゃせん)
2.茶杓(ちゃしゃく)
3.柄杓(ひしゃく)
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1.茶筅(ちゃせん)
茶筅(ちゃせん)は抹茶をたてる時に使う竹製の道具であり、流派によって形や使用する竹の種類が違うようです。
穂の荒い茶筅は濃茶・穂の細かい茶筅は薄茶…とお茶の濃さによって使い分けています。
第6問
抹茶をたてる際、あるアルファベットの形を描くようにすると良いと言われています。
正しいものはどれでしょうか?
1.M
2.O
3.I
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1.M
抹茶をたてる際には、手首のスナップをきかせてMの字を描くイメージで行うのがポイントです。
こうすることできめ細かな泡ができ、苦みがやわらぎ甘みが出ます。
第7問
次のうち、茶道の場でマナー違反な服装はどれでしょうか?
1.ワンピース
2.スーツ
3.ミニスカート
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3.ミニスカート
茶道と言えば、着物というイメージがありますが必ずしもそうではありません。
女性の場合は、落ち着いた色のワンピースやブラウスに丈が長めのスカートであれば良いとされています。
男性の場合は、無地のスーツが無難であるとされています。
第8問
茶道の席に持って行ってはいけないものはなんでしょうか?
1.ハンカチ
2.指輪
3.携帯電話
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2.指輪
茶道の席には、指輪やネックレス・腕時計などは身に着けて行かないようにしましょう。
外し忘れた場合は、鞄の中に仕舞っておきましょう。
アクセサリーを付けたままでは、茶室や茶道具などを傷つけてしまう恐れがあるからです。
携帯電話は現代人の必需品であるため持って行くこと自体は問題ありませんが、電源を切るなど茶道の雰囲気を壊さないような配慮が必要です。
第9問
次のうち、茶道が由来となった言葉はなんでしょうか?
1.へそで茶を沸かす
2.お茶を濁す
3.お茶をひく
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2.お茶を濁す
「お茶を濁す」とは、「いい加減な言葉や行動でその場をごまかす」といった意味です。
茶道に通じていない人が、お茶をいい加減に混ぜてその場を取り繕ったことから生まれた言葉であるとされています。
第10問
茶道に招かれた時、履いて行くべき靴下として正しいものはどれでしょうか?
1.キャラクターが描かれた派手なもの
2.白色で無地のもの
3.黒色で無地のもの
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2.白色で無地のもの
茶道には、白色で無地の靴下を履いて行くのが正しいマナーです。
白色には日常の雑念を消して、清浄と緊張感を得る効果があるとされています。
履き替えるのも手間であるため、最初から白いものを履いて行くのが良いでしょう。
【茶道クイズ】日本の伝統文化を学ぼう!簡単おもしろ三択問題【後半10問】
博士
前半10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は次の10問も挑戦してみるのじゃ!
第11問
茶道部がある高校の割合はどの程度でしょうか?
1.約20%
2.約40%
3.約60%
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3.約60%
茶道部がある高校の割合は、約60%です。
共学校・女子高に茶道部がある割合が高い傾向にあり、少数ではありますが男子校にも茶道部がある場合もあります。
男女問わず、日本の伝統を学ぼうとする若者が多いのは嬉しいことですね。
ちなみに…中学校の場合は約25%の学校に茶道部があるようです。
第12問
茶道の歴史において、「茶聖(ちゃせい)」と称されている人物は誰でしょうか?
1.空海
2.千利休
3.松尾芭蕉
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2.千利休
千利休は、先の問題で解説した「侘茶(わびちゃ)」をさらに発展させ、完成させたと言われている人物です。
彼の活躍があったからこそ、現在の茶道があると言えるでしょう。
それまでは決まった作りでしかなかった茶室の設計にも大きな改変をもたらしたことで、近代的な茶室が作られていくようになりました。
織田信長・豊臣秀吉に仕えていたことでも知られています。
第13問
茶道の流派のうち、表千家・裏千家・武者小路千家の3つの総称はなんでしょうか?
1.御三家
2.三銃士
3.三千家
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3.三千家
茶道の流派の中で、千利休の直系の表千家・裏千家・武者小路千家の3家は、三千家と呼ばれています。
茶道に詳しくない人でも、名前くらいは聞いたことがあるでしょう。
江戸初期に、千利休の孫である宗旦の三男宗左が表千家流、四男宗室が裏千家流、次男宗守が武者小路千家流をたて、現在に至るとされています。
第14問
茶道の流派は何種類ほどあると言われているでしょうか?
1.約10種類
2.約100種類
3.約500種類
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3.約500種類
茶道には、500種類以上の流派があるのではないかと言われています。
一言で茶道と言っても微妙な考えの違いから様々な流派が誕生し、流派によって使う道具が違うこともあります。
三千家のような有名な流派もあれば、少数で構成されている流派など様々です。
第15問
屋外で行われる茶道をなんと呼ぶでしょうか?
1.野立(のだて)
2.外立(そだて)
3.空点(そらだて)
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1.野立(のだて)
屋外で行われる茶道を、「野立(のだて)」といいます。
主に外で過ごしやすい春や秋に行われ、季節の移り変わりを楽しむという意味もあります。
第16問
茶道で出されたお菓子を食べるタイミングはいつでしょうか?
1.お茶を飲む前
2.お茶を飲み終わった後
3.好きなタイミングで良い
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1.お茶を飲む前
茶道の主役は、抹茶です。
お菓子はあくまで抹茶の引き立て役です。
先にお菓子を食べることで口の中に微かな甘みが残り、抹茶をより美味しくいただくことができます。
また、「空腹の時に抹茶を飲むと胃に負担がかかるので、それを和らげるためでもある」とも言われています。
第17問
茶道で出されたお菓子を食べきれない時、どうしたら良いでしょうか?
1.懐紙に包んで持ち帰る
2.隣の人に食べてもらう
3.そのまま残して帰る
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1.懐紙に包んで持ち帰る
出されたお菓子を食べきれない場合は、懐紙に包んで持ち帰るのが一般的とされています。
無理して食べる必要はありませんが、そのまま残すのもマナー違反であるためお菓子が苦手な場合であっても一度持ち帰る用意をしてお菓子を下げるようにしましょう。
第18問
茶道に出されるお菓子は「主菓子(おもがし)」と「干菓子(ひがし)」に分けられます。
では、「主菓子」は基本的に濃茶と薄茶どちらの時に提供されるでしょうか?
1.濃茶
2.薄茶
3.特に決まりはない
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1.濃茶
主菓子は、あまり日持ちしない饅頭や練り切りなどの和菓子を指します。
干菓子は、乾いていて日持ちがする煎餅などを指します。
濃茶には主菓子、薄茶には干菓子を合わせるのが一般的となっています。
第19問
茶道のお菓子に添えられている楊枝の名前はなんでしょうか?
1.チャモジ
2.シロモジ
3.クロモジ
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2.チューリップ
茶道の際に、主菓子に添える形で出てくる楊枝は「クロモジ」といいます。
菓子を切って口に運ぶために使う道具であり、クスノキ科の植物である「クロモジ」が材料に使われるのが一般的であったことからその名が付きました。
現在はプラスチックやステンレス製のものも多くなってきており、「菓子切」と呼ぶことも増えてきています。
第20問
茶道初心者が座るのにおすすめの席はどこでしょうか?
1.上座
2.下座
3.上記2つ以外
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3.上記2つ以外
茶室は床の間の一番近くが上座、最も離れた場所が下座になります。
上座に座る客は「正客(しょうきゃく)」と呼ばれる主賓であり、茶道の知識を持って亭主と会話をすることが求められます。
では下座が良いのではと思うかもしれませんが、下座にも重要な役割があります。
下座に座る客は「末客(まっきゃく)」と呼ばれ、周囲に気を配り場が円滑に進むように亭主のサポートをする役割があります。
そのため、末客も茶道の知識が無ければ務まらないと言えるでしょう。
茶道初心者であれば上座と下座以外…つまりその間の席に座るのがおすすめです。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
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