博士
今回はひな祭りクイズを出題するぞ!全問正解目指して頑張るのじゃ。
【ひな祭りクイズ】高齢者向け!簡単&面白い三択問題【前半10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!3つの選択肢の中から正しいものを一つ選ぶのじゃ
第1問
ひな祭りの元となったと言われる「上巳(じょうし)の節句」という行事はどこから伝わって来たでしょうか?
1.タイ
2.モンゴル
3.中国
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3.中国
正解は、中国です。
季節の節目である「節」の時期は、昔から邪気が入りやすいと言われていました。
そのため、中国で行われていた「上巳の節句」では、邪気を払うために川で身を清める風習がありました。
第2問
「上巳(じょうし)の節句」では川で身を清めていましたが、日本では違う方法で邪気を払うようになりました。
その方法はなんでしょうか?
1.風呂に入る
2.人形に穢れを移して川に流す
3.川の水を飲む
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2.人形に穢れを移して川に流す
人形に触れて穢れを移し、それを川に流すことで邪気払いをしていました。この風習は、現在の「流し雛」の起源であるとも言われています。
第3問
平安時代、貴族の少女たちの間で「ひいな遊び」というものが行われていました。
現在で言うとどんな遊びでしょうか?
1.チャンバラ
2.おはじき
3.ままごと
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3.ままごと
「ひいな」とは人形のことです。平安時代の貴族の少女たちは、紙で作った人形と日用品を組み合わせて、現在で言うままごとに当たる遊びを行っていました。
この「ひいな遊び」が、長い年月の間で川に人形を流す邪気払いの風習と合わさり、現在のひな祭りへと変化していきました。
第4問
ひな人形を飾るようになったのはいつ頃からでしょうか?
1.江戸時代
2.明治時代
3.大正時代
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1.江戸時代
江戸時代になると人形を作る技術も大きく進歩し、様々な人形が作られるようになりました。
その影響から少女たちの間では人形遊びが流行し、ひな祭りには豪華な人形を用意するようになっていきました。
そのような高価な品を川に流すわけにもいかず、人形は「川に流すもの」から「飾るもの」に変化しました。
第5問
雛人形の「五人囃子(ばやし)」の性別として正しいものはどれでしょうか?
1.全員少年
2.全員少女
3.両端は少女、間の3人は少年
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1.全員少年
五人囃子は、全員元服前の11歳から16歳の少年で構成されています。
ひな人形はお内裏様とお雛様の結婚式の様子を表しているため、五人囃子は笛や太鼓で結婚式を盛り上げる存在と言えます。
第6問
ひな人形の「三人官女」の中には1人だけ既婚者がいます。
どこに配置されている官女でしょうか?
1.左
2.右
3.真ん中
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3.真ん中
真ん中に配置される官女は、お歯黒をしており三人官女のリーダー的存在です。
昔の日本には「歯が黒い方が美しい」という価値観がありました。
そのため平安時代、貴族の間では男女ともに17〜18歳になると歯を黒く染めて成人であることを示す文化が生まれました。
これが後に庶民の間にも広がっていくと、お歯黒は「既婚女性がするもの」へと変化していきました。
また、お歯黒をする文化は明治時代初期まで存在していたと言われています。
第7問
雛人形の中の「仕丁(しちょう)」と言われる三人組の男性は、それぞれ異なる表情をしています。
泣いている者、笑っている者、あと1人はどんな表情でしょうか?
1.眠そうにしている
2.怒っている
3.無表情
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2.怒っている
仕丁とは、平安時代以降に地方から労働者として集められ、無報酬で宮廷の雑用係をさせられていた人たちのことです。ひな人形の中で彼等3人だけが庶民です。
そんな事情もあって、怒りや悲しみ・喜びなど、それぞれ異なる感情を表す人形になったと考えられています。
第8問
ひな祭りのことを歌った童謡のタイトルはなんでしょうか?
1.たのしいひなまつり
2.うれしいひなまつり
3.かなしいひなまつり
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2.うれしいひなまつり
この曲は作詞者のサトウハチローさんが、娘にひな人形を買った前後に作ったものと言われています。
第9問
ひな人形の中で、赤い顔をしているのはどの人形でしょうか?
1.右大臣
2.左大臣
3.三人官女の真ん中
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2.左大臣
童謡「うれしいひなまつり」には、「赤いお顔の右大臣」とありますがこの歌詞は実は間違いです。
私たちがひな人形を正面から見た場合、赤い顔の人形は右手側にあります。
しかし、ひな人形の左右の配置はお内裏様の視点から見たものが基準となっています。
つまり、顔が赤い人形はお内裏様から見て左側に来るため、顔が赤いのは左大臣です。この間違いは、作詞者のサトウハチローも晩年まで気にしていたようです。
第10問
「内裏」とは本来どんな意味でしょうか?
1.神様
2.高貴な男性
3.皇居
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3.皇居
私たちが「お内裏様」と呼んでいる人形は厳密には「男雛」と言い、「お雛様」と呼んでいる人形は厳密には「女雛」と言います。
そして、「男雛」は天皇、「女雛」は皇后を表しています。
「お内裏様」と言うと本来は、男雛と女雛の2人をまとめて呼ぶ表現です。
また、「お雛様」は本来「雛壇の人形全て」を指す表現です。
「お内裏様とお雛様」という呼び名は、童謡「うれしいひなまつり」の歌詞によって広まった誤りではありますが、現在では広く一般的に使われる言葉となっています。
【ひな祭りクイズ】高齢者向け!簡単&面白い三択問題【後半10問】
博士
前半10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は次の10問も挑戦してみるのじゃ!
第11問
ひな祭りに用意するお吸い物に入れる具材として正しいものはどれでしょうか?
1.ハマグリ
2.ウニ
3.アワビ
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1.ハマグリ
ハマグリは平安時代から縁起物として扱われていました。
ハマグリは二枚貝の1種です。二枚貝は同一個体の貝殻でなければ、上下が絶対に合わないようになっています。
そこから転じて「仲睦まじい夫婦」の象徴として、ひな祭りに食べられるようになりました。
また、そんなハマグリの貝殻の特徴を活かした「貝合わせ」というゲームがあります。
これは複数のハマグリの貝殻から、正しい組み合わせを見つけるという、現代の神経衰弱にも似たゲームです。
第12問
菱餅の色は全部で3色です。正しい組み合わせはどれでしょうか?
1.ピンク、白、緑
2.ピンク、赤、黒
3.青、緑、茶色
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1.ピンク、白、緑
菱餅の色はピンク、白、緑です。
ピンクは桃の花を表し、魔よけの意味が込められています。
白は雪を表し、子孫繫栄の願いが込められています。
緑は新緑を表し、健康・厄除けの願いが込められています。
第13問
菱餅の形は、人間の体のあるものを表していると言われています。
それはなんでしょうか?
1.肺
2.心臓
3.脳
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2.心臓
菱餅は心臓を模して、健康を願うものとして用意されていました。
また、ヒシの実の形を模しているという説もあり、ヒシの実には血圧の上昇を抑える効果もあります。
第14問
菱餅のピンクは何を使って着色しているでしょうか?
1.梅干し
2.クチナシ
3.桃の花
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2.桃の花
正解は、クチナシです。
クチナシには「解毒作用」があり、これが着色に選ばれた理由と言われています。
ちなみに、白には「ヒシの実」、緑には「ヨモギ」が使われています。
第15問
ひなあられの「ピンク・緑・黄色・白」の4色は何を表しているでしょうか?
1.四季
2.喜怒哀楽
3.起承転結
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1.四季
正解は、四季です。
ピンクは春、緑は夏、黄色は秋、白は冬を表しています。
秋を表す黄色が無く「ピンク、緑、白」の3色の場合もあります。その場合、それぞれの色には菱餅と同じ意味があります。
3色と4色、どちらの場合でも自然のエネルギーを取り込むことで、「我が子が健康で幸せに過ごせるように」という願いが込められています。
第16問
かつて、ひな祭りには日本酒にあるものを浸して飲む風習がありました。
あるものとは、なんでしょうか?
1.桜の花びら
2.桃の花びら
3.たんぽぽの葉
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2.桃の花びら
正解は、桃の花びらです。
桃が百歳を表す「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花びらを日本酒に浸した「桃花酒(とうかしゅ)」が親しまれていました。
第17問
江戸時代、ひな人形を買うことができない貧しい家庭では人形を手作りしていました。
その人形はなんと呼ばれているでしょうか?
1.ぶら下がり雛
2.庶民雛
3.つるし雛
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3.つるし雛
正解は、つるし雛です。
つるし雛はその名の通り、小さな複数の人形を吊るして飾ったものです。
江戸時代、ひな人形は現代以上に高価なものであり、庶民は手が出せませんでした。そこで、女の子が生まれると親族や近所の人が協力して複数の小さな人形を手作りしました。
貧しい家庭でも「生まれてきた子に幸せになって欲しい」という思いに変わりはなく、「衣食住に困らないように」と言う願いが込められていました。
そのつるし雛は、現在にも受け継がれています。
第18問
「まがり雛」というイベントが開催されている都道府県はどこでしょうか?
1.岐阜県
2.静岡県
3.愛知県
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2.静岡県
正解は、静岡県です。
「まがり雛」は静岡県伊東市にて、市内の9会場で開催されるイベントです。
それぞれの会場が階段などを使い、スケールの大きい様々なひな人形の展示を行っています。
「まがり雛」の「まがり」には「魔狩り(魔を狩る)」という意味があり、「魔を狩ることによって見物客に幸運が宿るように」という願いが込められています。
特に佛現寺のものが有名で、少し曲がった118段の階段を雛壇に見立てています。
このことから「まがり雛=曲がり雛」だと思われることも珍しくないようです。
第19問
「ぼんぼり」の語源はなんでしょうか?
1.ぼんぼん
2.むりやり
3.ほんのり
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3.ほんのり
正解は、「ほんのり」です。
「ぼんぼり」は、火袋を通した「ほんのり」した間接的な明かりで周囲を照らす照明です。
その「ほんのり」が変化して「ぼんぼり」となりました。
また、ひな人形が普及した江戸時代の結婚式は夜9時頃に行うものであり、明かりが欠かせませんでした。
そのため、お内裏様とお雛様の結婚式を表すひな人形にとって「ぼんぼり」は無くてはならないものとなりました。
第20問
ひな人形を片付けるのはどのタイミングが良いでしょうか?
1.ひな祭り前日
2.ひな祭りが終わってからできるだけ早く
3.ひな祭りから1ヶ月後
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2.ひな祭りが終わってからできるだけ早く
正解は、「ひな祭りが終わってからできるだけ早く」です。
ひな人形には、「何日までに片付ける」といった決まりはありません。
しかし、ひな人形は「女の子の厄を引き受ける役割」を持っているため、ひな人形が引き受けてくれた災いを遠ざけるという意味でも、できるだけ早く片付けた方が良いとされています。
また、「ひな人形を出しっぱなしにしていると婚期が遅れる」という有名な迷信があります。
これは「片付けも満足にできないようでは、お嫁には行けない」という旨のお小言が変化したものであると言われています。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
このサイトではいろんな脳トレクイズを紹介しているから、ぜひ他のクイズにも挑戦してみるのじゃ!