博士
今回は日本の伝統文化に関するクイズを紹介するぞ!選択肢の中から正しいと思うものを選ぶのじゃ!
【日本の伝統文化クイズ】面白い!高齢者に最適なタメになる3択問題【前半10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!全問正解目指して頑張るのじゃ。
第1問
盆踊りは、どのような目的で踊っているでしょうか?
1.先祖を供養するため
2.高齢者の筋力低下予防のため
3.来年も良い年であることを祈るため
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1.先祖を供養するため
盆踊りには、先祖を供養する意味が込められています。
室町時代頃から存在すると言われており、踊りながら念仏を唱える「踊念仏」が民衆に広まっていく中で誕生したと言われています。
第2問
落語の起源は、戦国時代頃に実在したある役職であると言われています。
その名称はなんでしょうか?
1.右大臣
2.左大臣
3.御伽衆(おとぎしゅう)
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3.御伽衆(おとぎしゅう)
落語の起源は、室町時代末期から安土桃山時代にかけて実在したとされる「御伽衆」という役職だと言われています。
大名に仕えて話の相手になったり、世情を伝えたりするといった役割がありました。
特に豊臣秀吉の御伽衆であった安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)という浄土宗の僧侶は有名です。当時、彼はオチのつく「噺」を披露していたと言われています。
そして江戸時代になると、有料で噺を聴かせる人たちが登場し現代も行われる「寄席」が誕生しました。
第3問
書道には欠かせない筆の穂先の部分を何と呼ぶでしょうか?
1.先毛
2.命毛
3.角毛
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2.命毛
筆の穂先部分の毛を「命毛(いのちげ)」と呼びます。
文字を書く上で最も重要な部分であることがその名の由来とされています。
第4問
お正月の伝統的な遊びである「タコ」。
そんなタコも江戸時代には、別の海産物と同じ名前で呼ばれていました。
正しいものはどれでしょうか?
1.イカ
2.エイ
3.ホタテ
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1.イカ
江戸時代のタコは、「イカ」「イカのぼり」と呼ばれていました。
空中でバランスを取るために取り付けられた紙が、イカの足のように見えたのがその由来です。
イカのぼりが江戸で大流行しましたが、イカのぼり同士が衝突し墜落する事故が多発しました。
これにより死傷者も多く出ていたことから、幕府により「イカのぼり禁止令」が出されました。
しかし、「これはイカではなくてタコだ」と屁理屈をこねて禁止令を破る者が現れはじめ、「タコ」という名が現在にも受け継がれたと言われています。
第5問
花札の絵札は全部で何枚でしょうか?
1.12枚
2.24枚
3.48枚
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3.48枚
花札には1月~12月までの札が、各4枚ずつあります。
よって、花札は全部で48枚の札を使ったゲームということになります。
ルールを覚える前に、まずはこれらの絵札を覚える必要があります。
第6問
「なまはげ」は、どんな存在でしょうか?
1.神の使い
2.鬼
3.妖精
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1.神の使い
なまはげは、秋田県の男鹿半島で行なわれる伝統行事です。
その見た目から県外の人からは鬼だと誤解されがちですが、神の使いです。
悪事に訓戒を与えると共に、厄災を祓い、豊作や吉事をもたらす来訪神として受け継がれています。
第7問
京都府や岐阜県など、いくつかの都道府県では飼いならした水鳥の力を借りて行う伝統的な漁法が行われています。
その漁で活躍する鳥はなんでしょうか?
1.鵜(う)
2.アヒル
3.白鳥
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1.鵜(う)
鵜飼とは、鵜匠(うしょう)と呼ばれる人たちが川で鵜を巧みに操り、アユなどの魚を獲る漁法です。
日本では平安時代には既に、貴族や武士が鵜飼見物をしていたと言われています。
そんな伝統的な鵜飼は、岐阜県や京都府などの一部都道府県で今も受け継がれています。
岐阜県の長良川・愛媛県大洲市の肱川・大分県の三隅川は、「日本三大鵜飼」と呼ばれており観光資源としても特に有名な鵜飼です。
第8問
昔からの神社仏閣には、釘を使わない技法が用いられています。
どのように建造物を組み立てていたでしょうか?
1.接着剤を使っていた
2.木材に凹凸を作って組み合わせていた
3.木材同士を動線で結んでいた
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2.木材に凹凸を作って組み合わせていた
神社仏閣には、「木組み」という技術が用いられています。
木材に凹凸加工を施すことで木材同士を嵌め込むことができ、釘が無くても組み立てていくことができます。
非常に丈夫な建物を作ることができ、鉄を使わないので錆が発生することもありません。
世界最古の木造建築物である法隆寺が、長い歴史の中で何度も大地震を耐え抜いてきたことからもその頑丈さがよく分かります。
しかしその分非常に高い技術力が必要になるため、大工なら誰でもできるというわけではありません。
第9問
日本刀1本の平均的な重さはどのくらいでしょうか?
1.500g
2.1kg
3.5kg
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2.1kg
日本刀1本の平均的な重さは、1kgくらいです。
刀は何重にもなる薄い鋼鉄の層からできており、見た目以上に重たいものとなっています。
さらにこの1kgという重さは、刀身に柄と鍔(つば)を付けただけの状態での重さです。
つまり、鞘を合わせるとそれ以上の重さになるため振るうのはもちろん、腰に差して歩くだけでも大変です。
第10問
盆栽の「盆」は「皿・薄い入れ物」を指しています。
では、「栽」は何を指しているでしょうか?
1.栽培
2.庭
3.植物
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3.植物
盆栽の「栽」は、「植物」を指しています。
つまり、「観賞用に育てられた鉢植えの木」というような意味になります。
しかし、単なる鉢植えとは違い「鉢の中で小さな自然を再現する作品」という点が大きな違いです。
そのため、単に木を育てるだけではなく鉢の中に石を入れたり、苔を植えたりといった魅せ方もあります。
【日本の伝統文化クイズ】面白い!高齢者に最適なタメになる3択問題【後半10問】
博士
前半10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は次の10問も挑戦してみるのじゃ!
第11問
畳の主な材料はなんでしょうか?
1.木の皮
2.ネコジャラシ
3.イ草
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3.イ草
畳の主な材料となっているのは、「イ草」という植物です。
主にイ草の茎部分が使われています。
第12問
現在の茶道の元になっている「わび茶」を完成させた人物と言えば誰でしょうか?
1.最澄
2.千利休
3.松尾芭蕉
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2.千利休
千利休は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した茶人です。
彼が完成させた「わび茶」は現在の茶道の礎となっており、複数の流派の誕生へと繋がりました。
第13問
現在、招き猫は商売繁盛の縁起物です。
それ以前から、猫はある分野では縁起物として扱われていました。
正しいものはどれでしょうか?
1.漁業
2.町奉行
3.養蚕業
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3.養蚕業
養蚕業とは、蚕を飼育してその繭から生糸を作る産業です。
猫は農作物や蚕を食べてしまうネズミを食べてくれることから、養蚕業においては縁起物として扱われていました。
第14問
神社にある柄杓を使って手を洗う場所を「手水舎」と呼びます。
そこでは龍の口から水が出ていることが多いのですが、その理由はなんでしょうか?
1.龍が水を司る神とされてきたから
2.龍がかっこいいから
3.参拝客が集まる縁起物だから
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1.龍が水を司る神とされてきたから
神社の参拝の作法の1つに、「手水舎で手や口を清める」というものがあります。
そんな手水舎は、古くから水の守り神とされてきた龍をモチーフにしたものが多くなっています。
龍神様から流れてきた水は神聖なものであり、邪気を払うとされています。
第15問
歌舞伎で女性を演じる役者を何と呼ぶでしょうか?
1.女役
2.女方
3.女優
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2.女方
歌舞伎において、女性を演じる役者は「女方・女形(おんながた)」と呼ばれます。
男性が女性を演じているため、女方の衣装には男性のがっしりとした体格を隠すという役割もあります。
江戸時代の服装を参考にして衣装を作っており、特に姫のような高貴な役の衣装は柄なども非常に豪華な作りになっています。
第16問
現在の浴衣は夏祭りの際などに着るお洒落なものとなっています。
しかし、最初はお洒落とは縁のない服として登場しました。
どんな場面で使われていたでしょうか?
1.蒸し風呂
2.土木作業
3.水泳
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1.蒸し風呂
平安時代の風呂は、現在のようなお湯に浸かるものではなく蒸し風呂でした。
そのため、蒸気で火傷しないようにするため、貴族が蒸し風呂内で着る服として登場しました。
江戸時代には、いわゆる銭湯が登場したことで庶民の間にも広まり湯上りに着たり、寝間着として着るようにもなりました。
第17問
狸の置物で有名な焼物の種類として正しいものはどれでしょうか?
1.信楽焼(滋賀県)
2.美濃焼(岐阜県)
3.備前焼(岡山県)
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1.信楽焼(滋賀県)
店先などに置かれているあの狸の置物は、賀県甲賀市信楽を中心に作られている信楽焼です。
「他を抜く」という意味に通じることから、「商売繁盛の縁起物」として扱われています。
第18問
日本庭園にある「鹿威し」は音を楽しむものとして設置されています。
しかし、元々は異なる役割を持っていました。それはなんでしょうか?
1.水を循環させる
2.鳥獣への威嚇
3.時報
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2.鳥獣への威嚇
鹿威しは、片側を切り落とした竹筒に水が注がれると、その重みで下がると共に水が流れ出ます。
その反動では竹筒が跳ね上がり下に置かれた石を打って音を出す仕掛けです。
この音により、田畑を荒らす鳥獣を追い払う役割があります。
第19問
北海道平取町二風谷の伝統工芸品である「二風谷イタ」とは、どんなものでしょうか?
1.まな板
2.テーブル
3.お盆
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3.お盆
二風谷イタは、北海道平取町二風谷の伝統的なお盆です。木製で平らな形をしているのが特徴です。
幕末には幕府上納品の中に入っていたり、1873年(明治6年)にはウィーン万国博覧会に出展されたという歴史もあります。
第20問
水戸黄門でお馴染みの「印籠」は、あるものを携帯するための容器です。
何を入れていたでしょうか?
1.銃弾
2.砥石
3.薬
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3.薬
印籠は、薬を携帯するために使う身近な小型の容器でした。
江戸時代の武士や町人の間には、印籠に常備薬を入れて持ち歩く習慣が広まっていきました。
その一方で、水戸黄門で描かれているように身分が高い人が地位や権力を示す装飾品としての面もありました。
後にそのような役割は失われていき、美術工芸品として扱われるようになりました。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
このサイトではいろんな脳トレクイズを紹介しているから、ぜひ他のクイズにも挑戦してみるのじゃ!