博士
今回は歯に関する雑学クイズを出題するぞ!全問正解目指して頑張るのじゃ。
【歯に関する雑学クイズ】高齢者向け!簡単・面白い三択問題【前半10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!3つの選択肢の中から正しいものを一つ選ぶのじゃ
第1問
歯の表面を構成する物質の名前はなんでしょうか?
1.エナメル質
2.エナジー質
3.エメラルド質
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.エナメル質
歯の表面は、エナメル質という物質で構成されています。このエナメル質は、人間の体の中で最も硬い組織です。
「モース硬度」という物の硬さを10段階で表す単位があります。例えば、ダイヤモンドはモース硬度10、鉄はモース硬度4といった具合です。
では、エナメル質はどれくらい硬い硬いかと言うと…なんとモース硬度7です。
つまり、人間の歯は鉄よりも硬いと言うことになります。
第2問
歯全体を構成する主な組織は「〇牙質」と言います。空欄には動物の名前が当てはまりますが、正しいものはどれでしょうか?
1.象
2.犬
3.鳥
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.象
歯を構成する主な組織の名前は、「象牙質(ぞうげしつ)」と言います。
先述の「エナメル質」の色は透明で、この「象牙質」の色は基本的には白色(多少黄色味を帯びている等の個人差はあります)です。
歯が白く見えるのは、透明なエナメル質から象牙質が透けて見えているためです。
第3問
現代では、白い歯が美しいとされています。しかし、平安時代はそうではありませんでした。何色の歯が美しいとされていたでしょうか?
1.黄色
2.黒色
3.茶色
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.黒色
平安時代は「黒い歯が美しい」という価値観であったため、貴族は大人になった証として男女問わず「お歯黒」をしていました。
お歯黒といえば、「既婚女性がしていたもの」という認識の人も多いでしょう。
確かにそれは間違いではありません。貴族の文化として始まったお歯黒は、後に庶民の間に広まっていく中で「既婚女性の証」へと変化していきました。
第4問
「歯垢(しこう)」とは、なんでしょうか?
1.歯に挟まった食べ物
2.歯の着色汚れ
3.細菌の塊
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.細菌の塊
正解は、細菌の塊です。
歯の表面がネバネバしていたら、その正体こそが歯垢です。
1gあたりに約1000億個以上の細菌が詰まっていると言われており、これを放置すると虫歯の原因となります。
歯垢は、食後4~8時間で作られてしまうため、毎食後の歯磨きが重要になります。
ちなみに、この歯垢が硬くなったものが「歯石(しせき)」です。
第5問
歯石を取り除くにはどうしたらいいでしょうか?
1.いつもより丁寧に歯を磨く
2.うがい薬を使う
3.歯科受診をする
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.歯科受診をする
正解は、「歯科受診をする」です。
歯垢が歯に残っていると、約2日で硬くなり歯石へと変化します。
歯磨きを怠った場合はもちろん、磨いたつもりでも磨き残しがあると、そこから歯石が発生します。
歯石は磨きにくい「歯と歯の隙間」や「歯と歯茎の間」にできやすい特徴があります。
その名のとおり石のように硬い上に、磨きにくい場所にできているため歯科受診以外で取り除くのは困難です。
普段から磨き残しがないように意識しても、100%の予防ができるとは限りません。
そのため、定期的に歯科受診をして歯の健康チェックをするのも有効です。
第6問
「8020 運動」とは何を目指す運動でしょうか?
1.80歳でも1回20分以上かけて歯磨きをしよう
2.80歳でも20本以上自分の歯を持とう
3.80歳でも1口につき20回以上は噛んで食べよう
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.80歳でも20本以上自分の歯を持とう
8020運動は、平成元年(1989年)に厚生省(現:厚生労働省)と日本歯科医師会が提唱して開始された運動です。
人間は、だいたい20本以上の歯が残っていれば、硬い食品でもほぼ満足に噛むことが可能です。
とは言え、歯の健康上抜歯が必要となった場合は残った歯が20本を下回ることになる場合もあります。そのような場合でも、入れ歯を活用することで噛む力を補うこともできます。
そのため、歯を残すことに拘り過ぎず、抜歯も含め適切な治療を受けることが大切です。
第7問
唾液が多い人と、少ない人のどちらが虫歯になりにくいでしょうか?
1.唾液が多い人
2.唾液が少ない人
3.どちらも変わらない
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.唾液が多い人
唾液には抗菌作用や、食べかす・歯垢を洗い流す効果があります。
量が多ければその分唾液の働きも強くなるため、唾液が多い人の方が虫歯になりにくい傾向にあります。
しっかり歯を磨いているのに虫歯になりやすい人は、唾液不足が原因の1つかもしれません。
唾液の分泌量を増やす方法には、「よく噛む」、「適度に水分補給をする」などがあります。
第8問
奥歯を磨くコツはなんでしょうか?
1.口を大きく開ける
2.口を小さく開ける
3.爪楊枝を使う
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.口を小さく開ける
口を大きく開けると頬が引っ張られるため、逆にハブラシが奥まで届きにくくなります。
口は小さめに開き、唇の角をハブラシの柄で軽く引っ張るようにしてみましょう。
こうすることでハブラシが奥歯に届きやすいため、より磨きやすくなります。奥歯は虫歯ができやすい歯でもあるため、この方法を意識して磨いてみましょう。
第9問
歯が抜けてしまうと、言葉の発音がしにくくなります。
前歯が抜けると特にどの音の発音がしづらくなるでしょうか?
1.ア行
2.カ行
3.サ行
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.サ行
正解は、サ行です。
歯が抜けると、その隙間から息が漏れてしまうため発音が不明瞭になってしまいます。
特に前歯が抜けた場合は「サ行」が、奥歯が抜けた場合は「ハ行」と「ラ行」の発音に支障を来たします。
第10問
歯の健康を損なうと、一見歯とは関係が無さそうな病気を引き起こす可能性が高まります。それはなんでしょうか?
1.認知症
2.白内障
3.花粉症
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.認知症
歯周病になると、口の中で慢性的な炎症が起こります。それを放置すると、炎症が全身に広が李、その炎症が脳にまで到達することで、認知症の進行に繋がる可能性があると言われています。
また、「噛む」という行動は脳にとって良い刺激となります。歯が減り、それを入れ歯で補うこともなく、柔らかいものばかり食べていると「噛む」ことで得ていた刺激が損なわれます。
これらのことから、若いうちから歯の健康を意識すると将来的な認知症予防につながると言えます。
【歯に関する雑学クイズ】高齢者向け!簡単・面白い三択問題【後半10問】
博士
前半10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は次の10問も挑戦してみるのじゃ!
第11問
現存する日本最古の入れ歯はいつ頃作られたものでしょうか?
1.江戸時代
2.昭和時代
3.室町時代
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.室町時代
正解は、室町時代です。
当時の入れ歯は、つげの木を削り出して作っていました。
しかし、当時の技術では現在のような精巧な型を取ることはできません。
蜜ろうや松脂を混ぜたもので型を取って、それに合わせて木を削り、患者の口に合わせながら調整する…という非常に手間のかかる作業だったと言われています。
第12問
重要な仕事の前に、必ず虫歯の有無のチェックを受ける職業があります。それはなんでしょうか?
1.タクシー運転手
2.宇宙飛行士
3.害虫駆除業者
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.宇宙飛行士
宇宙空間で着る宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されています。
宇宙船の中では宇宙服を脱ぐため、1気圧に戻ります。
この気圧の変化が繰り返されることで、虫歯があると激痛に見舞われる可能性があります。
そのため、宇宙飛行士は打ち上げ前に「外れそうな詰め物はないか」「虫歯や虫歯になりそう歯はないか」というチェックを受けています。
第13問
「親知らず」の名前の由来はなんでしょうか?
1.唯一乳歯が存在しない歯だから
2.親が亡くなってから生えてきていたから
3.由来は不明
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.親が亡くなってから生えてきていたから
昔は現代ほど寿命が長くなかったため、「親知らず」が生えてくる頃には親が亡くなっている時代もありました。
そのため、「親を知らずに生えてくる」ということから「親知らず」という名になったと言われています。
第14問
歯科検診で使われる用語で「C」とは何を指しているでしょうか?
1.虫歯
2.乳歯
3.汚れが酷い歯
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.虫歯
正解は、虫歯です。
虫歯は英語では「Caries(カリエス)」と言います。
その頭文字である「C」を取って、虫歯を指す用語として使うようになりました。
第15問
歯科検診で使われる用語で、「治療済みの歯」を表すものはなんでしょうか?
1.〇(マル)
2.×(バツ)
3./(斜線)
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.〇(マル)
歯科検診では、「以前虫歯があったが治療済みの歯」を表す際に〇を用います。
また、×は「永久歯に生え変わりそうな乳歯」、/は「虫歯になったことがない健康な歯」を指しています。
第16問
永久歯は、親知らずを除くと全部で何本でしょうか?
1.10本
2.28本
3.36本
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.28本
正解は、28本です。
子どもの頃には乳歯が全部で20本あります。これが成長と共に抜けて永久歯に生え変わります。
また、歯の中には乳歯が生えずに、成長と共に最初から永久歯として生えてくる歯もあります。
それらが生え揃うと、永久歯は28本になります。
これに加えて親知らずが全て生えている場合は、合計32本となります。
しかし、親知らずは歯の健康上抜歯する人も多くいます。また、そもそも生えてこない場合もあるなど個人差があります。
そのため永久歯の数は、基本的に親知らずを除いた28本であるとされるようになりました。
第17問
歯磨き粉を使って歯を磨いた後、どの程度口をすすぐといいでしょうか?
1.そもそもすすいではいけない
2.念入りに10回以上すすぐ
3.軽めに1~2回程度すすぐ
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.軽めに1~2回程度すすぐ
歯磨き粉には、歯の健康にとってプラスとなる成分が含まれています。
特に「フッ素」が含まれる歯磨き粉には、虫歯予防の効果も期待できます。
しかし、そんな有効成分も必要以上に口をすすぐと水に流されてしまいます。軽く1~2回すすぐ程度に留めておきましょう。
第18問
乳歯と永久歯、虫歯になりやすいのはどっちでしょうか?
1.乳歯
2.永久歯
3.どちらも同じくらい
+ 答えを見る(こちらをクリック)
1.乳歯
乳歯は永久歯よりも柔らかいため、虫歯になりやすい上に放っておくと広がりやすい特徴があります。
悪化を防ぐためにも、しっかりした歯磨きによる予防を意識する必要があります。
できてしまった場合の早期発見も大切です。
ちなみに、生え変わったばかりの未熟な永久歯も虫歯になりやすいため注意が必要です。
第19問
歯周病悪化の原因となるものはどれでしょうか?
1.魚卵
2.のど飴
3.煙草
+ 答えを見る(こちらをクリック)
3.煙草
煙草には大量の有害物質が含まれています。
それらの影響もあり、喫煙者の歯周病は悪化しやすく治りにくい特徴があります。
ちなみに、1日10本以上喫煙すると歯周病にかかる危険性は非喫煙者の5.4倍になるとも言われています。
第20問
江戸時代、歯磨きに利用されていた野菜はなんでしょうか?
1.サツマイモ
2.ナス
3.トマト
+ 答えを見る(こちらをクリック)
2.ナス
江戸時代には、ナスのへたの黒焼きを粉末状にして歯磨き粉にしていました。
ナスのヘタは、口内炎や歯槽膿漏の改善に効果があると言われています。
現在でもナスを利用した歯磨き粉が存在しています。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
このサイトではいろんな脳トレクイズを紹介しているから、ぜひ他のクイズにも挑戦してみるのじゃ!