博士
今回は夏にまつわる難読漢字クイズを出題するぞ!クイズを解きながら楽しく漢字の読みや豆知識を学ぶのじゃ!
【夏にまつわる難読漢字クイズ】高齢者向け!読むのが難しい漢字問題【前編10問】
博士
まずは10問出題するぞぉ!読み方がわからない時はヒントを活用するのじゃ!
第1問
棚機
※ヒント:笹や短冊と言えば…?
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:たなばた
たなばたと言えば「七夕」と書くのが一般的ですが、「棚機」とも書くことがあります。
「棚機」の語源は、「棚機津女(たなばたつめ)」です。
棚機津女に選ばれた女性は7月6日に水辺の機屋(はたや)に入り、機を織りながら神の訪れを待つといった役割がありました。
第2問
陸蓮根
※ヒント:ネバネバした野菜です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:オクラ
オクラは種による違いもありますが、私たちが口にしているのは10~20㎝程に成長した若い果実です。
これ以上大きくなると硬くなり、美味しく食べられる段階を過ぎてしまいます。
第3問
心太
※ヒント:三杯酢や黒蜜などをかけていただきます。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:ところてん
ところてんは、海草を煮たスープを放置したところ偶然にできた産物でした。
ちなみに、ところてんは奈良時代には既に存在し宮中の行事に用いられていたと言われています。
第4問
甲虫
※ヒント:大きな角が特徴的です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:カブトムシ
実はカブトムシは、鳴き声を出すことができます。
腹部を伸び縮みさせ上翅の内側との摩擦によって音を出しています。興奮した時や求愛の際に聞くことができますが、この鳴き声は1m程先までしか聞こえません。
第5問
向日葵
※ヒント:黄色くて背が高い花と言えば…?
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:ヒマワリ
ヒマワリの名前の由来は、太陽の動きを追って花が回ることから来ていると言われています。しかし、そのような動きをするのは成長が盛んである若い時期だけです。
第6問
不如帰
※ヒント:織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を表す句と言えば…?
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:ホトトギス
ホトトギスは万葉集や古今和歌集などに多くの和歌が詠まれており、昔から親しまれている鳥です。
夜にも鳴く鳥としても知られており、その年に初めて聞くホトトギスの鳴き声を「忍音(しのびね)」と呼びます。
ちなみに、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の「鳴かぬなら~」の句は本人ではなく、後世の人が作ったものと言われています。
第7問
蜩
※ヒント:「カナカナ」と鳴く虫です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:ヒグラシ
ヒグラシの鳴き声は、7月~9月中旬くらいまでよく聞くことができます。
ちなみに「蝉(せみ)」は夏の季語で、「ひぐらし」は蝉であるにも関わらず秋の季語に分類されています。
第8問
西瓜
※ヒント:夏にはこれを割るゲームがあります。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:すいか
スイカはアフリカ原産であり、日本には江戸時代初期に中国を通して日本に伝わって来たと言われています。
第9問
簾
※ヒント:吊り下げて日よけにします。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:すだれ
簾は日よけだけではなく、目隠しや虫よけとしても使われます。万葉集にもその存在が詠まれており、奈良時代にはすでに存在していたと考えられています。
第10問
蚊帳
※ヒント:蚊が寄り付かないようにします。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:かや(かちょう、ぶんちょう)
蚊帳は蚊などの害虫から身を守るための網のことです。寝床に設置する大きな物もあれば、食品に被せるカバーのような形状の物もあります。
【夏にまつわる難読漢字クイズ】高齢者向け!読むのが難しい漢字問題【中編10問】
博士
前編10問はどうじゃったかのう?まだ物足りないという人は、次の10問にも挑戦してみるのじゃ!
第11問
蕣
※ヒント:朝になると花が開きます。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:アサガオ
アサガオは江戸時代に2回ブームが起こったと言われています。そのアサガオブームによって品種改良が進み観賞用として広く普及していきました。
第12問
蛞蝓
※ヒント:塩をかけると縮みます。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:ナメクジ
ナメクジは体に非常に多くの水分を持っており、塩をかけるとその水分が抜けてしまい縮みます。
ちなみに、塩だけではなく、砂糖をかけた場合も同様に縮んでしまいます。
第13問
玉蜀黍
※ヒント:黄色い粒が特徴の野菜です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:トウモロコシ
トウモロコシは髭も印象的な野菜ですが、その髭の1本1本が全て粒1つ1つと繋がっています。そのため、髭の数と粒の数は同じになります。また、その数は必ず偶数になります。
第14問
団扇
※ヒント:これで仰ぐと涼めます。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:うちわ
古来の団扇は扇いで涼むための道具ではなく、払ったり・かざしたりと儀式や占いの道具であり、木や獣の毛などが使われていました。
現在の団扇の原型は室町時代に作られ、江戸時代になると民衆の間に広く普及していきました。
第15問
欠氷
※ヒント:シロップをかけていただきます。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:かきごおり
近年は様々な形のかき氷機が普及しているため、自宅でも気軽にかき氷を楽しむことができます。
そのような専用の機械が無い時代は、かんな等を使って氷を削っていました。
季節を問わず氷を人工的に作る技術が無い時代は、夏には貴重な天然の氷を使うしか無かったため、昔のかき氷は身分が高い人しか食べられない特別なものでした。
第16問
蔓茘枝
※ヒント:チャンプルー…。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:ゴーヤ
ゴーヤは沖縄ではお茶の材料としても親しまれています。
ゴーヤと聞くと苦いイメージがありますが、ゴーヤ茶には苦味は無く血糖値やコレステロールを下げる効果があると言われています。
第17問
半洋袴
※ヒント:夏にこれをはく人もいます。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:はんずぼん
半ズボンはその名の通り、膝より丈が短いズボンですが、具体的には裾が5分丈未満のズボンを指します。
第18問
旱
※ヒント:雨が降らない暑い日が続くと…。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:ひでり
「ひでり」は「長い間雨が降らないで水がかれること」を指します。「日照り」という表記の方が一般的に使われていますね。
第19問
鳳梨
※ヒント:缶詰にする際にはドーナツのような形になっています。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:パイナップル
パイナップルは芯をくり抜いた状態で缶詰にされるため、缶詰ではドーナツのように真ん中に穴が開いた円形になっています。
パイナップルの缶詰が普及し始めた頃には、リンゴの輪切りを使った偽物も流通していたのだとか…。
第20問
黄瓜
※ヒント:水分が非常に多い野菜です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:キュウリ
キュウリはその実の約95%が水分であり、非常にみずみずしい野菜です。
身近な夏野菜であるキュウリですが、私たちの食卓に並ぶキュウリは未成熟な実です。
熟すと黄色になることから、「黄瓜」と表記されるようになりましたが、あまり甘みも強くないため熟した実を食べることは減っていきました。
【夏にまつわる難読漢字クイズ】高齢者向け!読むのが難しい漢字問題【後編10問】
博士
中編10問はどうじゃったかのう?「まだまだ物足りない!」という人は、次の10問にも挑戦してみるのじゃ!
第21問
伽羅蕗
※ヒント:フキを煮詰めて作ります。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:きゃらぶき
きゃらぶきは、フキを醤油ベースの味に濃く煮たものです。
茶色がかった暗い黄褐色である「伽羅色(きゃらいろ)」をしているのが名前の由来です。
第22問
脚気
※ヒント:昔に流行したビタミン不足が原因で起こる病気です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:かっけ
脚気はビタミンB1が不足して起こる疾患です。
末梢神経や中枢神経が冒され、足元がおぼつかなくなったりするほか、重症化した場合は心不全を起こして死に至ることもあります。
現代でこそかかりにくい病気ですが、インスタント食品に頼り切りな食生活を送るなどした場合は発症するリスクはあるため注意が必要です。
第23問
洗膾
※ヒント:この料理の材料になる代表的な魚にコイがあります。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:あらい
「あらい」は、コイやタイなどの魚を薄身に削いで冷水で洗い、身をひきしめた料理。
こうすることで身が引き締まって、歯ごたえが良くなります。
俳句でも夏の季語とされている料理であり、ガラス鉢などを使うことで清涼感を演出することもできます。
第24問
海鰻
※ヒント:見た目はウナギに似ています。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:アナゴ
アナゴは年間を通して多く流通する魚ですが、一般的に穴子の旬は6~8月と言われています。
この時期のアナゴは、「梅雨穴子」「夏穴子」などと呼ばれ、脂が少なく淡泊でさっぱりとした味わいが特徴です。
第25問
檬果
※ヒント:日本では宮崎県が産地として有名な南国フルーツです。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:マンゴー
マンゴーは、ビタミンB群などのビタミン類、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれており、夏バテ予防に効果的です。
また、生のマンゴーには水分も豊富に含まれているため水分補給にも繋がります。
第26問
曹達
※ヒント:シュワシュワで美味しい飲み物です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:ソーダ
ソーダとサイダーは似ていますが、呼び分ける基準があります。
基本的に「ソーダ」は、甘みなどを加えてない炭酸水を指します。
それとは逆に、炭酸水に甘味や香料などを加えたものを「サイダー」と呼び分けることが多いようです。
第27問
蚊遣豚
※ヒント:蚊取り線香を入れるあの容器です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:かやりぶた
蚊取り線香を入れるブタの形をした容器は、「蚊遣豚(かやりぶた)」と呼びます。
徳利を横にして使っていたのが変化して、豚の姿を模すようになったと言われています。
第28問
蝉時雨
※ヒント:大音量の鳴き声です。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:せみしぐれ
「蝉時雨」は蝉がいっせいに鳴き始め、まるで時雨が降ってきたように大音量で蝉の声が聞こえることを指す言葉です。
うるさく感じることもありますが、夏の風物詩の1つと言えるでしょう。
第29問
葦簀
※ヒント:日よけとして使います。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:よしず
「よしず」は、水辺に生える「葦(よし)」という植物を使って作られます。
すだれと同じく日よけとして活用されますが、すだれよりも大型であり屋外で立て掛けて使うのが一般的です。
第30問
空蝉
※ヒント:有名な忍術の名前にもなっています。
+ 答えを見る(こちらをクリック)
答え:うつせみ
「うつせみ」とは、セミの抜け殻を指す言葉です。
攻撃を受けたと見せかけて、身代わりを立てて回避する忍術である「空蝉の術」が有名であるためこちらの方でこの言葉を知った人も多いのではないでしょうか。
博士
今回のクイズ問題は以上じゃ!君は何問解けたかな?
このサイトではいろんな脳トレクイズを紹介しているから、ぜひ他のクイズにも挑戦してみるのじゃ!